ホームハイポニカMASUCOの水漏れ
今回このようなお問合せがありました。
「画像のように、発砲スチロールが浮いてきて、外側のプラスチック容器に水がたまってしまうようになりました。
発送スチロールに穴が空いたのかな?とは思っておりますが、大きく育っているので、これを一旦取り外して点検するのをためらっています。 」


ホームハイポニカMASUCOでは屋外栽培時に雨水が一番外側のプラスチックの槽と発泡スチロールの槽の間に養液が入り、外側のプラスチックの槽が膨れることがります。
以下の黄色→の支柱が立つ穴に雨水や養液が入り込むと、液肥槽の発泡スチロールとプラスチックの間に入り込むことになります。

それを防止するために、屋外栽培では予め水抜きの栓を抜いて栽培していただきます。
以下は取扱説明書の記載内容です。



雨水が入り込んでもこの穴から雨水や養液が抜け出す仕組みになっています。

ただ、雨の降らない室内栽培で今回のような事になったのは、
★根がいっぱいになる
★根が排液管の部分で増えて詰まる
★何らかのゴミが排液管を塞ぐ
などの理由で栽培槽を養液がオーバーフローして、液肥槽の発泡スチロールの槽とプラスチックの槽の間に養液が流れ込んだ結果だと思われます。

似たような環境を作ってみました。
水位調節管を最大に上げ、枯れ葉で水位調節管とフロートの出ている穴を塞いでみました。

それでも緑→の箇所から基本的には養液は発泡スチロール内の液肥槽に戻りました。

装置の設置を傾けてみると、一番外側から養液が流れ落ちる状態になり、液肥槽の発泡スチロールとプラスチックの間に入り込むより、外側を伝って、養液が周りを水浸しにしてしまいました。

【対処法】
では、同様になった場合の対処法ですが、まずは
①栽培槽を見てください。養液であふれる状態になっていませんか?
あふれている状態であれば、上記の栽培槽から液肥槽へのオーバーフローが原因です。
原因になっている、オーバーフローを解消してください。
■ゴミを取り除く、詰まった根を引き出す
■根がいっぱいになったことが原因であれば、排液調節管を引き抜き、水位を下げることもオーバーフロー解消になります。
②今回の場合、根が増えすぎてる訳でもないとのこと。
発泡スチロールに損傷がある可能性もあるので、以下のことを試してみてください。
■何らかの台を設置し、その上に液漏れ防止で雑巾やお風呂マットなどを置いて、栽培槽から上を一旦引き出してください。

その後、液肥槽の発泡スチロールの槽とプラスチックの槽を分け、お風呂などで発泡スチロールの槽に水を入れ、どこかに水漏れがないか確認してみてください。
ただ、今回のご質問の方は1カ月くらいかけて徐々に液漏れをして浮いてきた状況とのこと。
であれば、あきらかな穴は確認できそうもありません。
その場合は室内栽培であってもゴム栓を抜いた状態で栽培し、水抜き穴の下に以下のようなトレーを置いて水漏れを受けてください。
毎日少量の液漏れであれば、漏れ出た養液を再度装置に戻すことを繰り返せば栽培自体は支障なくご利用いただけます。
お肉などのトレーは高さがあるので、切り取って入り込むようにします。


下に雑巾などを敷いて、床などを濡らして傷めないよう注意してください。

根やごみの詰まりもないのに、同様の症状を繰り返すようであれば、発泡スチロール液肥槽の破損が考えられます。
保証期間中であるか、再購入が必要かなど、状況により変わりますので、その際はお買い上げの販売店かメーカーにお問合せください。
協和株式会社ハイポニカ事業本部
https://www.kyowajpn.co.jp/hyponica/

ホームハイポニカMASUCOで1株から3271ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から2224ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカSarah(サラ)で1株から5145ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から207本キュウリをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から183ヶジャンボピーマンをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ303型で2株から18玉の小玉スイカを収穫した栽培事例の記事はこちら
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おひとりおひとりの疑問は他の多くのお客様の潜在的な疑問だと思っています。
Q&Aブログで丁寧に説明することで多くの方にもっと水耕栽培を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
ですのでご質問は当店とってとてもありがたい情報です。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
水耕栽培と言っても簡単な自作水耕からハイポニカまでいろいろですから、お迷いの方は以下をご参照ださいね。

ホームハイポニカシリーズの比較はこちら

「画像のように、発砲スチロールが浮いてきて、外側のプラスチック容器に水がたまってしまうようになりました。
発送スチロールに穴が空いたのかな?とは思っておりますが、大きく育っているので、これを一旦取り外して点検するのをためらっています。 」


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以下の黄色→の支柱が立つ穴に雨水や養液が入り込むと、液肥槽の発泡スチロールとプラスチックの間に入り込むことになります。

それを防止するために、屋外栽培では予め水抜きの栓を抜いて栽培していただきます。
以下は取扱説明書の記載内容です。



雨水が入り込んでもこの穴から雨水や養液が抜け出す仕組みになっています。

ただ、雨の降らない室内栽培で今回のような事になったのは、
★根がいっぱいになる
★根が排液管の部分で増えて詰まる
★何らかのゴミが排液管を塞ぐ
などの理由で栽培槽を養液がオーバーフローして、液肥槽の発泡スチロールの槽とプラスチックの槽の間に養液が流れ込んだ結果だと思われます。

似たような環境を作ってみました。
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それでも緑→の箇所から基本的には養液は発泡スチロール内の液肥槽に戻りました。

装置の設置を傾けてみると、一番外側から養液が流れ落ちる状態になり、液肥槽の発泡スチロールとプラスチックの間に入り込むより、外側を伝って、養液が周りを水浸しにしてしまいました。

【対処法】
では、同様になった場合の対処法ですが、まずは
①栽培槽を見てください。養液であふれる状態になっていませんか?
あふれている状態であれば、上記の栽培槽から液肥槽へのオーバーフローが原因です。
原因になっている、オーバーフローを解消してください。
■ゴミを取り除く、詰まった根を引き出す
■根がいっぱいになったことが原因であれば、排液調節管を引き抜き、水位を下げることもオーバーフロー解消になります。
②今回の場合、根が増えすぎてる訳でもないとのこと。
発泡スチロールに損傷がある可能性もあるので、以下のことを試してみてください。
■何らかの台を設置し、その上に液漏れ防止で雑巾やお風呂マットなどを置いて、栽培槽から上を一旦引き出してください。

その後、液肥槽の発泡スチロールの槽とプラスチックの槽を分け、お風呂などで発泡スチロールの槽に水を入れ、どこかに水漏れがないか確認してみてください。
ただ、今回のご質問の方は1カ月くらいかけて徐々に液漏れをして浮いてきた状況とのこと。
であれば、あきらかな穴は確認できそうもありません。
その場合は室内栽培であってもゴム栓を抜いた状態で栽培し、水抜き穴の下に以下のようなトレーを置いて水漏れを受けてください。
毎日少量の液漏れであれば、漏れ出た養液を再度装置に戻すことを繰り返せば栽培自体は支障なくご利用いただけます。
お肉などのトレーは高さがあるので、切り取って入り込むようにします。


下に雑巾などを敷いて、床などを濡らして傷めないよう注意してください。

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ホームハイポニカSarah+のウキの横にある穴について
ホームハイポニカSarah+のウキの横にある穴の使用用途にご質問があったので記事にいたしました。
この穴はホームハイポニカSarah+の先行機種であるホームハイポニカSarahで給液パイプを通していた穴になります。

新機種になった時に不要な穴が残ったままとなっていますが、以下のキャップを付けて塞いでいます。

不要な穴があるため、組み立て時にご質問があったり、水の流れに影響を与えたりご質問が何件かあったので説明記事を作成いたしました。
ご不便をおかけしますがご理解の程よろしくお願いいたします。

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ホームハイポニカPLAABO(プラーボ)に大きく育つ植物を植えたらどうなる?
ホームハイポニカPLAABO(プラーボ)は葉野菜専用の家庭用水耕栽培キットです。
たくさん定植穴があり、一度に多くの植物を植えることができます。
背丈が30cm程度の葉野菜を育てて、収穫し、また植えてと、1年で何度も植え替える栽培に適しています。


でも、この装置でトマトやキュウリなど大きく育つ植物は栽培できないの?
植えることはできますが、根の張る槽が浅いので、大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。

あふれると、タンクの中の液肥がなくなり、ポンプが空回りし、槽の液肥を植物が吸い終わると、根がカラカラになってしおれてしまいます。
こんな理由でPLAABO(プラーボ)では大きく育つ植物の栽培をお勧めしていません。
どのくらいでダメになるんだろう?
っと言うことでキュウリ・青シソ・バジルを同時に育ててみました。

5/6にバジル・青じそ・キュウリ(シャキット)を定植しました。

5/28のこんなに生長しています。

6/17にはこんなに。
バジルもシソもこの頃から必要なだけ摘まんで収穫を繰り返しています。
地上部分がこれだけ大きくなると、根がこんな状態に

排水の部分を根が覆ってしまい、液肥があふれる状態に。

こんな状態になるため、ホームハイポニカPLAABOは大きく育つ植物の栽培を推奨していないのです。
ただ、結果は分かっていたものの、やっぱりこれで栽培を終えるのは忍びない。
どうすれば悪あがきができるか、いろいろ試してみました。
栽培鉢を加工して

排水の部分に被せて、根を浮き上がらせて、液肥が流れるようにしました。


何とか液肥の流れは正常になり、7/8にはこんな状態になりました。
7/25の状態です

旺盛に生育し、45本のキュウリを収穫したのですが、いきなりしおれてしまいました。
根は白くて元気なのですが・・・

株本がぐにゅぐにゅして腐ってきています。
軟腐病と思われます。

軟腐病について詳しくはこちら
キュウリは撤去して、青シソとバジルを引き続き栽培しました。

8/27の様子です
バジルもシソも取り放題。
夏の料理の薬味として、使いたい放題でどっさり利用できます。
ただ、根っこはまたもやギュウギュウになりあふれる状態に。
もともとキュウリを植えていた黄色のスペースには根がないのに、緑のバジルの場所の根が増えすぎて、排水の部分であふれる状態になっていました。

なので、第2弾の対策としては少々乱暴ですが、パネルを分断し、下図のようにバジル・シソの根をずらす対策をとってみました。


その後、9/15の様子
液肥の流れは問題なく、シソもバジルもたくさん収穫を続けています。

10/15の様子
同様にシソもバジルも収穫できています。
11/11の様子
横にずらしたバジルですが、その後も根が増えるので、またもや排水の方に伸びています。

でも、まだあふれる状態ではなく、栽培も収穫も続けています。


また収穫はできていますが、そろそろ朝夕の寒さで生長は鈍くなっています。
霜が降りるか積雪までは枯れずに青い葉を保つシソとバジルです。
このように、ホームハイポニカPLAABOに大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。
育ってしまったものがかわいそうなので、苦肉の策で上記のような対策をして栽培を続けてはいますが、やはり、ホームハイポニカPLAABOで大きく育つ植物の栽培はお勧めしません。
とまとんの僕の話も聞いてよ

こんな風に僕たち植物は根をしっかり伸ばして大きく大きく生長しようとがんばっているんだ。
でも、鉢の大きさや槽の大きさに限界があると、それ以上生育しても自分で自分の首を絞めるだけと悟って、あまり大きくならないように調整するんだよ。
なのに、その鉢の大きさや槽の大きさを決めた人間が
「なんであんまり生長しないんだ!」
って怒ったり、
「全然育たないね」
って勝手に僕たちの訳も知らないで評価したりするんだ。
僕たちは僕たちの置かれた状況で精一杯がんばっているのに。
僕たちがそうなっているのには必ず理由があります。
環境に正直に、無茶をせず、できる精一杯で生長しているから。
何故そうなったか?考えもらえたらうれしいです。

大きく育つ植物にはそれに合った装置を使ってね。
以下の栽培事例をご参照ください。

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たくさん定植穴があり、一度に多くの植物を植えることができます。
背丈が30cm程度の葉野菜を育てて、収穫し、また植えてと、1年で何度も植え替える栽培に適しています。


でも、この装置でトマトやキュウリなど大きく育つ植物は栽培できないの?
植えることはできますが、根の張る槽が浅いので、大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。

あふれると、タンクの中の液肥がなくなり、ポンプが空回りし、槽の液肥を植物が吸い終わると、根がカラカラになってしおれてしまいます。
こんな理由でPLAABO(プラーボ)では大きく育つ植物の栽培をお勧めしていません。
どのくらいでダメになるんだろう?
っと言うことでキュウリ・青シソ・バジルを同時に育ててみました。

5/6にバジル・青じそ・キュウリ(シャキット)を定植しました。

5/28のこんなに生長しています。

6/17にはこんなに。
バジルもシソもこの頃から必要なだけ摘まんで収穫を繰り返しています。
地上部分がこれだけ大きくなると、根がこんな状態に

排水の部分を根が覆ってしまい、液肥があふれる状態に。

こんな状態になるため、ホームハイポニカPLAABOは大きく育つ植物の栽培を推奨していないのです。
ただ、結果は分かっていたものの、やっぱりこれで栽培を終えるのは忍びない。
どうすれば悪あがきができるか、いろいろ試してみました。
栽培鉢を加工して

排水の部分に被せて、根を浮き上がらせて、液肥が流れるようにしました。


何とか液肥の流れは正常になり、7/8にはこんな状態になりました。
7/25の状態です

旺盛に生育し、45本のキュウリを収穫したのですが、いきなりしおれてしまいました。
根は白くて元気なのですが・・・

株本がぐにゅぐにゅして腐ってきています。
軟腐病と思われます。

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キュウリは撤去して、青シソとバジルを引き続き栽培しました。

8/27の様子です
バジルもシソも取り放題。
夏の料理の薬味として、使いたい放題でどっさり利用できます。
ただ、根っこはまたもやギュウギュウになりあふれる状態に。
もともとキュウリを植えていた黄色のスペースには根がないのに、緑のバジルの場所の根が増えすぎて、排水の部分であふれる状態になっていました。

なので、第2弾の対策としては少々乱暴ですが、パネルを分断し、下図のようにバジル・シソの根をずらす対策をとってみました。


その後、9/15の様子
液肥の流れは問題なく、シソもバジルもたくさん収穫を続けています。

10/15の様子
同様にシソもバジルも収穫できています。
11/11の様子
横にずらしたバジルですが、その後も根が増えるので、またもや排水の方に伸びています。

でも、まだあふれる状態ではなく、栽培も収穫も続けています。


また収穫はできていますが、そろそろ朝夕の寒さで生長は鈍くなっています。
霜が降りるか積雪までは枯れずに青い葉を保つシソとバジルです。
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育ってしまったものがかわいそうなので、苦肉の策で上記のような対策をして栽培を続けてはいますが、やはり、ホームハイポニカPLAABOで大きく育つ植物の栽培はお勧めしません。
とまとんの僕の話も聞いてよ

こんな風に僕たち植物は根をしっかり伸ばして大きく大きく生長しようとがんばっているんだ。
でも、鉢の大きさや槽の大きさに限界があると、それ以上生育しても自分で自分の首を絞めるだけと悟って、あまり大きくならないように調整するんだよ。
なのに、その鉢の大きさや槽の大きさを決めた人間が
「なんであんまり生長しないんだ!」
って怒ったり、
「全然育たないね」
って勝手に僕たちの訳も知らないで評価したりするんだ。
僕たちは僕たちの置かれた状況で精一杯がんばっているのに。
僕たちがそうなっているのには必ず理由があります。
環境に正直に、無茶をせず、できる精一杯で生長しているから。
何故そうなったか?考えもらえたらうれしいです。

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以下の栽培事例をご参照ください。

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巨木のトマト栽培に挑戦 ビニルハウス(温室)の選び方
当店には「つくば万博の巨木のトマト栽培に挑戦したい」「ハイポニカの巨木のトマトを自宅で育ててみたい」そんなお問合せをいただきます。
★屋外での巨木のトマト栽培
我が家では屋外で春~冬にかけて巨木のトマト栽培に挑戦しています。
以下の記事をご参照ください。
「巨木のトマトごきげん装置でどれだけ収穫できた?」



でも、屋外での栽培ではどうしても冬の寒さ、台風による暴風により限界があります。
「もっと大きく育てたい」
「長い期間巨木のトマトを育てたい」
「冬でもトマトを収穫したい」
そんな方はビニルハウス(温室)が必要となります。
しかし、ビニルハウス(温室)と言ってもいろいろな仕様があって、どんなビニルハウスを選べばいいのか分からない。
今回は、巨木のトマト栽培のためにどんな基準でハウスを選んだらいいか記事にさせてもらいました。
★ビニルハウス(温室)設備について

上記が巨木のトマト栽培にできれば揃えたい条件のビニルハウスです。
優先順位の高い方から説明すると
①防虫ネット
「店長が屋外栽培できているんだから、防虫ネットなんていらないのでは?」
そんな声が聞こえてきそうですが、屋外栽培・ハウス栽培の両方を経験してみて感じることは、ハウスはトマトの保護にもなりますが、病気や虫の保護もしてしまうということです。
屋外で育てていると、害虫はもちろん来ますが、広い自然界に分散するので過剰に増えず、雨風に打たれ、自然界の食物連鎖の中で適当に淘汰されます。
それでも、ワッと増えることもあるので注視して対策が必要ではありますが、ハウス栽培の方が増えだすと一気に広がる印象があります。
また、トマト栽培においては黄化葉巻病という厄介なウイルスを伝搬するコナジラミという害虫があり、これを入れないためにも防虫ネットは0.4mmとかなり細かい目が推奨されています。
②天窓
トマトの栽培では夏場の暑さが過酷です。
我が家の屋外栽培でも猛暑のため真夏は弱り、着果をせず、秋には収穫がほとんどない時期があります。
ハウス栽培になると、屋外よりも暑さは更に過酷となります。
サイド面を開閉し、風を通すことはできますが、天窓がないとトマトの生長点のある棚の上部に熱い空気がたまり、トマトは高温による生育障害を引き起こします。
また、呼吸をしている植物があるビニルハウス内はかなりの湿度になります。
湿度が原因する病気の蔓延を少しでも抑えるためにも天窓から湿気を抜くことができる方がいいです。
③暖房機+燃料タンク
トマトの栽培では最低温度12℃以上をおすすめしています。
これ以上ハウス内の温度が下がるとトマトの生育が極端に遅くなってしまいます。
ハウスを建てるのであれば、冬場の生長や収穫を求めてだと思いますので、そのためには暖房機+燃料タンクの設備が必要となります。
暖房機+燃料タンクがない場合は地域やその年の気候によっては枯れないで現状維持で留まる可能性はあります。
でも氷点下になるとハウス内であってもトマトは枯れてしまいますので、ハウスを建てる限りにおいては、暖房機+燃料タンクは設置するのが標準となります。
どれ位の大きさの暖房機が必要で、どのくらい燃料費がかかるかは、ハウスの大きさ、地域の気候により変わりますので、設置には専門業者のアドバイスを聞いて検討してください。
④遮光カーテン
遮光カーテンがあると夏の暑さを和らげることができます。
遮光カーテンには遮光率・耐久年数・価格など様々で、また保温カーテン兼用できるようなカーテンもあります。
いろいろな用途に合わせたカーテンが販売されていますので、目的に合ったカーテンを費用面と比較してご検討ください。
※遮光カーテンの代用品として遮光剤というものがあります(後述参照)
⑤保温カーテン
保温カーテンをすることで、冬場の暖房費の節約につながります。
保温カーテンがない状態で暖房を入れると、薄いビニール1枚で外気と隔たれているだけなので、温めても温めても放熱し、冬場の燃料費がかさみます。
また、保温カーテンで囲うことで温める体積を減らすことができるので、燃料費節約になります。
⑥遮光剤
遮光カーテンを設置しない場合、遮光剤を夏場にハウス屋根面に散布することでハウス内温度を下げる方法があります。
いろいろな遮光剤が販売されていて、それぞれに利点と難点があります。
遮光カーテンに比べ初期の投資がかかりませんが、シーズンの度に散布する手間がかかったり、散布後の天候が悪いと曇天の上に遮光されることになり、日照不足となる可能性もあります。
また、雨が少ないと遮光剤が落ちず、気温低下した秋にも遮光が続くこともあり、調整が難しいのも欠点の一つですが、遮光カーテンを設置するのに比べると大きな投資が不要なので、一つの方法として検討されてもいいですね。
下記は遮光剤の一例です。

⑦誘引棚・誘引ワイヤー
巨木のトマト栽培にはトマトを誘引する棚が必要となります。
棚の高さは作業性や見た目の目的によって変わってきます。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
「巨木のトマト 棚の高さはどれくらいがいい?」
上記記事には作業性だけで言うと地面から1900mmにする場合が多いとしています。
誘引棚はハウスから独立して、単管パイプなどで設置することも可能ですが、巨木のトマト栽培が目的でハウスを建てるのであれば、最初からハウスに棚をワイヤーやパイプ、鉄骨で据え付けてしまうと棚の下に棚の柱が不要となり、作業スペースが自由になります。

出来れば整えたい設備を記載しましたが、これらを利用しない場合、ハウスの費用が随分安くすみます。
例えば、カーテンがなければ軒高や棟高の低い小さなハウスが可能になります。

ただその場合、熱い空気や湿気がたまることでトマトにとっての環境は悪くなります。

トマトにとってより良い環境を整えようと思うと、できるだけ空間を大きく、余裕がある方が病害虫の蔓延を防ぐことができます。
でもそれには費用がとても高くなってしまいます。
費用を抑えた形でハウスを作ると、トマトにとってよい環境を整えることが難しくなります。
費用と環境とのバランスが難しいですよね。
どんなことを栽培に求めるのか、何を目的にされるのかによって必要な条件は変わってきます。
また、地域や天候によっても重視すべき設備が異なりますので、ご検討時にはお気軽にご相談ください。

★とまとんの僕の話も聞いてよ

僕たち植物はいつでも置かれた状況の中で無理せず、でも手抜きをせず、出来る精一杯の生長をするんだ。
置かれた状況で出来る以上の生長をしても、後で無理がたたってしまうだけだから、できる以上の無理はしない。
逆に、十分過ぎる環境があるのに、手抜きをして生長を抑えることもしないんだ。
いつでも、そうなってしまう理由があるんだよ。
ハウス設備の選定で、植物を育てる環境は大きく左右します。
育てたい植物によって、何を重視すべきかが違うし、育てる地域や、育てたい時期によっても変わってくるんだよ。
単純にハウスがあれば、よく育つって訳にはいかないことも。
ハウスで気温や風雨から守ってもらうことができるけど、その反面、暑さや病害虫の問題は屋外栽培より深刻になることもあるんだ。
折角ビニルハウスを検討してくれるなら、よーく考えて設備を選んでね。
とまとんでした

★メーカー設置の巨木のトマト栽培システム(丸形展示水平放任栽培装置)
ハイポニカのメーカーである協和株式会社では展示目的で導入されるお客様向けに以下のような装置を販売しております。



これらの装置は展示を目的としているので、誘引棚は2500mm程度の高さになっています。
棚の広さは9m×9mとか10m×10mです。
長年の経験で巨木のトマト栽培に最適な環境を整えて設備選定をし、栽培のアフターフォローもしっかりしてもらえます。
メーカー問い合わせ先はこちら →→ 協和株式会社 ハイポニカ事業本部
★当店でご提供可能な巨木のトマト栽培の装置
作業など手間はかかりますが、自作水耕で安価に巨木のトマト栽培に挑戦することができます。
費用を抑えて巨木のトマト栽培に挑戦される場合、以下の記事をご参照ください。
「巨木のトマトごきげん装置の材料費はいくら?」

それぞれの部品の選定方法や設置については以下の記事をご参照ください。
「農業用の栽培槽で自作水耕 栽培槽について」
「農業用の栽培槽で自作水耕 タンク(液肥槽)の選び方」
「農業用の栽培槽で自作水耕 ポンプの選び方」
「農業用の栽培槽で自作水耕 配管について」
「農業用の栽培槽で自作水耕 架台・誘引枠について」
「農業用の栽培槽で自作水耕 絶対必要なもの、工夫して自作できるもの」
★小さくてもいいから、もっと簡単に
家庭用水耕栽培キット、ホームハイポニカシリーズでも十分ハイポニカの栽培を楽しんでいただけます。

ホームハイポニカ601型で1株から2224ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカSarah(サラ)で1株から5145ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から207本キュウリをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から183ヶジャンボピーマンをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ303型で2株から18玉の小玉スイカを収穫した栽培事例の記事はこちら
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おひとりおひとりの疑問は他の多くのお客様の潜在的な疑問だと思っています。
Q&Aブログで丁寧に説明することで多くの方にもっと水耕栽培を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
ですのでご質問は当店とってとてもありがたい情報です。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
水耕栽培と言っても簡単な自作水耕からハイポニカまでいろいろですから、お迷いの方は以下をご参照ださいね。

ホームハイポニカシリーズの比較はこちら
★屋外での巨木のトマト栽培
我が家では屋外で春~冬にかけて巨木のトマト栽培に挑戦しています。
以下の記事をご参照ください。
「巨木のトマトごきげん装置でどれだけ収穫できた?」



でも、屋外での栽培ではどうしても冬の寒さ、台風による暴風により限界があります。
「もっと大きく育てたい」
「長い期間巨木のトマトを育てたい」
「冬でもトマトを収穫したい」
そんな方はビニルハウス(温室)が必要となります。
しかし、ビニルハウス(温室)と言ってもいろいろな仕様があって、どんなビニルハウスを選べばいいのか分からない。
今回は、巨木のトマト栽培のためにどんな基準でハウスを選んだらいいか記事にさせてもらいました。
★ビニルハウス(温室)設備について

上記が巨木のトマト栽培にできれば揃えたい条件のビニルハウスです。
優先順位の高い方から説明すると
①防虫ネット
「店長が屋外栽培できているんだから、防虫ネットなんていらないのでは?」
そんな声が聞こえてきそうですが、屋外栽培・ハウス栽培の両方を経験してみて感じることは、ハウスはトマトの保護にもなりますが、病気や虫の保護もしてしまうということです。
屋外で育てていると、害虫はもちろん来ますが、広い自然界に分散するので過剰に増えず、雨風に打たれ、自然界の食物連鎖の中で適当に淘汰されます。
それでも、ワッと増えることもあるので注視して対策が必要ではありますが、ハウス栽培の方が増えだすと一気に広がる印象があります。
また、トマト栽培においては黄化葉巻病という厄介なウイルスを伝搬するコナジラミという害虫があり、これを入れないためにも防虫ネットは0.4mmとかなり細かい目が推奨されています。
②天窓
トマトの栽培では夏場の暑さが過酷です。
我が家の屋外栽培でも猛暑のため真夏は弱り、着果をせず、秋には収穫がほとんどない時期があります。
ハウス栽培になると、屋外よりも暑さは更に過酷となります。
サイド面を開閉し、風を通すことはできますが、天窓がないとトマトの生長点のある棚の上部に熱い空気がたまり、トマトは高温による生育障害を引き起こします。
また、呼吸をしている植物があるビニルハウス内はかなりの湿度になります。
湿度が原因する病気の蔓延を少しでも抑えるためにも天窓から湿気を抜くことができる方がいいです。
③暖房機+燃料タンク
トマトの栽培では最低温度12℃以上をおすすめしています。
これ以上ハウス内の温度が下がるとトマトの生育が極端に遅くなってしまいます。
ハウスを建てるのであれば、冬場の生長や収穫を求めてだと思いますので、そのためには暖房機+燃料タンクの設備が必要となります。
暖房機+燃料タンクがない場合は地域やその年の気候によっては枯れないで現状維持で留まる可能性はあります。
でも氷点下になるとハウス内であってもトマトは枯れてしまいますので、ハウスを建てる限りにおいては、暖房機+燃料タンクは設置するのが標準となります。
どれ位の大きさの暖房機が必要で、どのくらい燃料費がかかるかは、ハウスの大きさ、地域の気候により変わりますので、設置には専門業者のアドバイスを聞いて検討してください。
④遮光カーテン
遮光カーテンがあると夏の暑さを和らげることができます。
遮光カーテンには遮光率・耐久年数・価格など様々で、また保温カーテン兼用できるようなカーテンもあります。
いろいろな用途に合わせたカーテンが販売されていますので、目的に合ったカーテンを費用面と比較してご検討ください。
※遮光カーテンの代用品として遮光剤というものがあります(後述参照)
⑤保温カーテン
保温カーテンをすることで、冬場の暖房費の節約につながります。
保温カーテンがない状態で暖房を入れると、薄いビニール1枚で外気と隔たれているだけなので、温めても温めても放熱し、冬場の燃料費がかさみます。
また、保温カーテンで囲うことで温める体積を減らすことができるので、燃料費節約になります。
⑥遮光剤
遮光カーテンを設置しない場合、遮光剤を夏場にハウス屋根面に散布することでハウス内温度を下げる方法があります。
いろいろな遮光剤が販売されていて、それぞれに利点と難点があります。
遮光カーテンに比べ初期の投資がかかりませんが、シーズンの度に散布する手間がかかったり、散布後の天候が悪いと曇天の上に遮光されることになり、日照不足となる可能性もあります。
また、雨が少ないと遮光剤が落ちず、気温低下した秋にも遮光が続くこともあり、調整が難しいのも欠点の一つですが、遮光カーテンを設置するのに比べると大きな投資が不要なので、一つの方法として検討されてもいいですね。
下記は遮光剤の一例です。

⑦誘引棚・誘引ワイヤー
巨木のトマト栽培にはトマトを誘引する棚が必要となります。
棚の高さは作業性や見た目の目的によって変わってきます。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
「巨木のトマト 棚の高さはどれくらいがいい?」
上記記事には作業性だけで言うと地面から1900mmにする場合が多いとしています。
誘引棚はハウスから独立して、単管パイプなどで設置することも可能ですが、巨木のトマト栽培が目的でハウスを建てるのであれば、最初からハウスに棚をワイヤーやパイプ、鉄骨で据え付けてしまうと棚の下に棚の柱が不要となり、作業スペースが自由になります。

出来れば整えたい設備を記載しましたが、これらを利用しない場合、ハウスの費用が随分安くすみます。
例えば、カーテンがなければ軒高や棟高の低い小さなハウスが可能になります。

ただその場合、熱い空気や湿気がたまることでトマトにとっての環境は悪くなります。

トマトにとってより良い環境を整えようと思うと、できるだけ空間を大きく、余裕がある方が病害虫の蔓延を防ぐことができます。
でもそれには費用がとても高くなってしまいます。
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棚の広さは9m×9mとか10m×10mです。
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作業など手間はかかりますが、自作水耕で安価に巨木のトマト栽培に挑戦することができます。
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ホームハイポニカSarah(サラ)をSarah+(サラプラス)に変更する方法
ホームハイポニカSarah(サラ)はホームハイポニカSarah+(サラプラス)にバージョンアップしています。
今、ホームハイポニカSarah(サラ)をご利用の方にはSarah(サラ)用の部品を販売しておりますが、Sarah+(サラプラス)に変える事も可能です。
★Sarah(サラ)とSarah+(サラプラス)の違いについては以下の記事をご参照ください。
「ホームハイポニカSarah(サラ)とSarah+(サラプラス)の違いについて」

左(オレンジ)ホームハイポニカSarah(サラ)
右(グリーン)ホームハイポニカSarah+(サラプラス)
大きな違いは
①吐出部がついたこと。
②吐出部を通すために給液部フタに欠けた部分がある。
③果菜の定植方法が違う。
★必要になる物
①吐出部

Sarah+(サラプラス)402型共通吐出部 1400円(税・送別)
②給液部フタ

Sarah(サラ)
↓
Sarah+(サラプラス)

サラ+・402型用給液部フタ 350円(税・送別)
こちらも器用な方なら、お手持ちの発泡スチロールを加工して上記のようなフタをつくってもらって代用することもできます。
③パネル
パネルは現在使用中のSarah(サラ)用のパネルをご自分でカッターナイフなどで穴を開けてもらってもご利用可能です。
見た目を気にされない方はご自分で加工されてみてください。
パネルには以下の箇所に違いがあります。

購入される場合
果菜を栽培する場合

ホームハイポニカSarah+(サラプラス)用果菜用パネル 2200円(税・送別)
葉菜を栽培する場合

ホームハイポニカSarah+(サラプラス)用葉菜用パネル 2200円(税・送別)
④栽培鉢・鉢カバー・果菜培地
果菜を栽培される場合で、新たにパネルを購入される場合は定植穴が違うので以下の部品が必要です。
★Sarah(サラ)とSarah+(サラプラス)の違いについてご参照いただき、定植方法を変えるかはご判断ください。
「ホームハイポニカSarah(サラ)とSarah+(サラプラス)の違いについて」

開閉型鉢カバー・栽培鉢セット 600円(税・送別)
これらの栽培鉢に利用する果菜培地も必要です。

果菜用培地(4ヶセット) 300円(税・送別)
以下の安価版の栽培鉢・鉢カバーでもご利用可能です。
違いについては以下の記事をご参照ください。
「開閉型鉢カバー・栽培鉢セットについて」

栽培鉢(2ケセット) 350円(税・送別)

鉢カバー(2ケセット) 350円(税・送別)
★Sarah(サラ)とSarah+(サラプラス)の違いについては以下の記事をご参照ください。
「ホームハイポニカSarah(サラ)とSarah+(サラプラス)の違いについて」

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大きな違いは
①吐出部がついたこと。
②吐出部を通すために給液部フタに欠けた部分がある。
③果菜の定植方法が違う。
★必要になる物
①吐出部

Sarah+(サラプラス)402型共通吐出部 1400円(税・送別)
②給液部フタ

Sarah(サラ)
↓
Sarah+(サラプラス)

サラ+・402型用給液部フタ 350円(税・送別)
こちらも器用な方なら、お手持ちの発泡スチロールを加工して上記のようなフタをつくってもらって代用することもできます。
③パネル
パネルは現在使用中のSarah(サラ)用のパネルをご自分でカッターナイフなどで穴を開けてもらってもご利用可能です。
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パネルには以下の箇所に違いがあります。

購入される場合
果菜を栽培する場合

ホームハイポニカSarah+(サラプラス)用果菜用パネル 2200円(税・送別)
葉菜を栽培する場合

ホームハイポニカSarah+(サラプラス)用葉菜用パネル 2200円(税・送別)
④栽培鉢・鉢カバー・果菜培地
果菜を栽培される場合で、新たにパネルを購入される場合は定植穴が違うので以下の部品が必要です。
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開閉型鉢カバー・栽培鉢セット 600円(税・送別)
これらの栽培鉢に利用する果菜培地も必要です。

果菜用培地(4ヶセット) 300円(税・送別)
以下の安価版の栽培鉢・鉢カバーでもご利用可能です。
違いについては以下の記事をご参照ください。
「開閉型鉢カバー・栽培鉢セットについて」

栽培鉢(2ケセット) 350円(税・送別)

鉢カバー(2ケセット) 350円(税・送別)
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