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潅水減で根をはらせる土栽培と水耕栽培の違い

こんなご質問をいただきました。

「土栽培では、『簡単に水を与えないようにすると、水分を求めて根を伸ばす』とよく耳にします。
特に自然農法などでは、定植してから一切水を与えなくても丈夫な根が張り、
立派な作物が取れる事例もあります。
一見なるほどと思えるのですが、果たして言葉どおりなのでしょうか。
その理屈で言えば、ハイポニカによる水耕栽培は水や養分を吸収しやすいので、
根はそんなに伸びなくても良いということになります。
しかし実際は立派な根が張りますよね。
この点はどのように理解すればよいのでしょうか?」


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難問ありがとうございます。
上手に解説できるかな?
店長の解釈で回答させてもらいますね。

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植物は環境によってその姿を変えます。
だから土栽培で潅水を極力減らすと細かい根が増えて、
限られた水分でも吸収できるように対応します。

一方、水をたっぷりもらっていると細かい根を増やす必要がないため、
それなりの根で育ちます。

ですが、植物は大きくなります。
大きくなるとその分水分を必要とします。
また日本の気候ではトマトが大きくなるに従い暑くなってきます。

大きくなった分だけ、暑くなった分だけそれに見合う水を与えられるのであれば、
水をたっぷり与える栽培も一向に問題ないと思います。
ですが限られた土の容量の中では、水分が減ったり、
大きくなった分だけ潅水を増やすことができなかった場合、
「えー、そんなつもりじゃなかったのに。」とトマトが元気をなくす結果に。

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でもここで初めから水を殆どもらえない環境に対応していたトマトなら、
強くたくましく生長する訳です。

ではハイポニカ(水耕栽培)は?
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ハイポニカは水をたっぷり与える極端な環境です。
与えない栽培の対極にあるような栽培ですね。
たっぷりいつでも水も肥料もあるので、
トマトは安心してどんどん伸び伸び生長します。

何故それなのに根が伸びるのか?
それは更に余裕があるからどんどん根を伸ばして、ドンドン大きく育とうとするからです。

でも欠点はあります。
これは水や肥料が流れて常にもらえる環境を保っているからできる生長です。
管理ミスで水を与えるのを忘れてしまったら・・・
循環ポンプが故障して止まって液肥が汲み上げられなくなったら・・・
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グッタリ萎れて再起不能に・・・。
水耕最大のデメリットはここにあります。

こんな失敗をした場合の対応方法はこちら
「萎れたトマトは再起するか?」

「急に萎れたトマトの再生方法 気根から発根」

「台風・大雨の後急に萎れた、復活のためにできる対策は?」


こんな風に説明すると、
潅水減の土栽培は強くたくましい。
水耕栽培は過保護で悪いイメージで表現されてしまいます。
そうですね。たっぷり与えて「過保護」ということになるかもしれませんが、
でもここで植物はその環境に甘えて適当なところで生長を止めたりはしないのです。
人間は過保護では甘えが出てさぼったり、楽をしたりすることがあるので、植物も同じように「過保護はダメ」と決めつけてしまうところがありますが、植物は甘えるのではなく、与えられた環境が良ければ、それに見合うだけ更に生長しようとします。
だからトマトが巨木になった訳です。
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環境は対極にありますが、良い悪い・勝る劣るではなく
どちらのトマトも与えられた環境で最善の対応をして、できる限りの生長をしているのです。
ハイポニカ(水耕栽培)は「過保護」と否定的に思われがちですが、
私は自然農法と対極であり、でも同じだと思っています。
環境は一定に保った後は植物の力に任せていることは同じです。
ハイポニカや水耕装置が育っているのではなく、
育っているのはトマト(植物)自身です。

与えられた環境で最大限に努力した結果の姿ということでは同じなのです。

私はこんな感じに思っています。
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潅水減の土栽培のトマト → 厳しい環境の中で育ち、厳しくても耐え抜けられるよう慎重で堅実に生長
              
ハイポニカのトマト → 十分に栄養や水分を与えられる恵まれた環境で育ち、ゆったりおおらかに安心して伸び伸びと生長

急な環境変化で水がもらえない、栄養が途絶える、そんな危機管理がない、少し考えが甘い、過保護な栽培ってことになるのかもしれません。
でもトマトはその環境がいつまでも続くと信じて育ってくれているのです。
そのトマト(植物)の信頼を裏切らないよう、ちゃんと水や肥料を切らさず管理するかは栽培者次第です。

お家の窓辺にハイポニカのトマトが伸び伸び育つ姿を見ていると、
そばに暮らす人間を伸びやかでゆったりした気持ちにさせてくれますよ。

厳しい環境でも耐え抜く植物の生命力も素晴らしいですが、安定した環境を与えられてもそれに甘んじてさぼるのではなく、その環境で最大限に生長しようと、手を抜かず巨木になるトマトも素晴らしいと思います。
是非、ハイポニカ栽培で伸び伸び生長する植物を多くの方に体感してもらいたいです。

601-13.jpg
ホームハイポニカ601型で1株から2224ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから


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ホームハイポニカSarah(サラ)で1株から5145ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから


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2013-06-07 : 装置の特徴・使い方の疑問質問 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ごきげん店長
水耕栽培ハイポニカの元社員。結婚退職後、家庭で楽しむ水耕栽培を紹介するネットショップ「ごきげん野菜」を開店。日々お客様にお答えしている栽培の疑問質問をブログ形式で紹介しています。

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