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肥料の濃度の調整 肥料の追加方法

 ハイポニカ肥料はどうやって濃度を調整するのですか?

ホームハイポニカの栽培ではハイポニカ肥料を500倍に薄めて使用します。
植物の生長にともなって植物が水と肥料を吸うので500倍に薄めた液肥(培養液)は
徐々に減ってきます。
減ったらまたハイポニカ肥料を500倍に薄めて追加します。

しかし厳密には植物はこの500倍の液肥(培養液)の水と肥料を同じ割合で
吸収している訳ではありません。
特に暑い時は肥料よりも水ばかり吸収します。
暑い時、人間が汗をかいて体温調節しているように植物も水をどんどん吸って
葉から蒸散をして葉の表面温度を下げているのです。
※緑のカーテンが単なる遮光以上に効果があるのはこの植物の蒸散(体温調整)のお陰

水の方を多く吸ってることが多いので実は500倍に薄めた液肥の追加を繰り返すと
肥料の濃度はどんどん濃くなってくるのです。
えー、それでいいの?
実はそれを見越して500倍という希釈で設定しています。
本当は水耕栽培の肥料バランスとして最適な濃度は250倍なのですが、
ホームハイポニカを家庭菜園で楽しむ上では500倍の液肥(培養液)を追加を繰り返し、
徐々に濃くなってバランスのよい250倍を越え、更に濃くなりますが、
半年程度の栽培では問題になるほどの濃さにならないうちに栽培が終わります。

農業の現場や大学や企業の試験栽培の現場ではこのような肥料濃度が変化する栽培でなく、
きちんと肥料濃度を測定して一定の濃度を保つ栽培をしています。
もちろんこの方が常にバランスのよい肥料濃度を保てるので植物にとっての
生育環境は良くなります。
ですが肥料濃度を測定するECメーターが必要になります。
ECメーター

ECメーター dist4(標準液セット) ¥13,000.-(税別)
ホームハイポニカがもう1台買えちゃうくらいの価格です。

家庭菜園で楽しむのにこのような精密機器が必要では価格的にも操作的にも
手軽に楽しむということにならない・・・。
そこで同じ希釈で最初から最後まで栽培できるよう設定したのがこの500倍なのです。

もちろんより厳密で正確な栽培を希望されるのであれば
是非このECメーターでの栽培を行ってください。
でも手軽に楽しむことが目的であれば500倍の希釈で追加を繰り返す方法で
充分元気に育ち、水耕栽培を楽しむことができます。



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2010-10-12 : 肥料・養液に関する疑問質問 : コメント : 1 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

No title
大変参考になりました。
トマトの葉っぱの先が枯れてきたのが濃度が濃いのかもと思っていましたが、様々な要因があるのですね。勉強します。
2013-09-24 17:02 : 三日坊主 URL : 編集
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Author:ごきげん店長
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