空気混入器はあった方がいい?なくてもいい?
ホームハイポニカ
Karen(カレン)9,660円(税込・送別)

Sarah(サラ)31,290円(税込・送込)

には空気混入器がついていません。


これまでのホームハイポニカについてた空気混入器、
「空気混入器って不必要なの?」
「空気混入器があるから液肥に空気が混入し、すごい生育が実現するんじゃないの?」
そんな質問があったので今回記事にさせてもらいました。
詳しくは続きをご覧くださいね。

にほんブログ村
ブログ村のランキングに参加しています。
ポチっとしてもらえると励みになります。よろしくお願いします。

お店のホームページにも水耕栽培情報満載です。遊びに来てくださいね。
「空気混入器があるから液肥に空気が混入し、すごい生育が実現するんじゃないの?」
実はそうではありません。
少し日本の水耕栽培の歴史、ハイポニカの歴史についてお話させてください。
ハイポニカを販売始めた40年以上前の頃、
まだ日本では水栽培・水耕栽培は海外から入ったばかりで、
その当時は単に水に肥料を混ぜた液肥に植物を浸けて栽培する環境でした。
すると当然、根は酸素不足になり病気が蔓延。
「水栽培は土栽培より根の病気が広がって怖い栽培だ。」
と日本の農業業界から悪いレッテルを貼られてしまいました。
そんな中ハイポニカ農法を開発した協和株式会社・ハイポニカの創始者である野澤重雄氏は、
根へ空気や酸素を送り込む必要性を認識していなかった当時の一般的な水栽培・水耕栽培と
根への空気・酸素の必要性を加味したハイポニカとの違いを明確にするために
空気混入器というハイポニカに象徴的な器具をつけることにしました。
もちろんこの空気混入器で空気が液肥に入り混むのですが、
農業用のハイポニカシステムや家庭用のホームハイポニカでは
空気はこの部分からだけ液肥に混入されるのではなく、
●液肥が循環する中で落差をつけたり、
●流量をある程度以上に設定したり、
●根の伸びる栽培槽の深さや幅など、
システム全体として空気が液肥に混入するようトータル的に設計されています。
ですから空気混入器は「なくては困る」と言う訳ではありません。
逆に困ることも。
それはよく陽の当たる葉菜栽培などではこんな風に
空気を取り込むべき穴に緑藻が付着して見た目に悪いだけでなく、
穴をふさいでしまうと本来の空気を混入する目的すら果たさなくなることも。
※以下はひどい例
ですから今回の新製品に関しては
●シンプルで室内設置にも見合うデザイン性、
●空気混入器を通過するジャバジャバという音を小さくすること
●緑藻の付着による見た目の悪さ
●取り扱い部品を減らすことでの簡略化、
などの理由で空気混入器をなくすこととなりました。
空気混入器がなくても液肥が循環していることで
家庭菜園で楽しむ栽培においては充分空気・酸素が供給されます。
ですので空気混入器がなくてもちゃんとシステム的に
必要な空気や酸素は液肥に混入されていますのでご安心ください。
では、「303型・601型の空気混入器は不要じゃない?」
となると思いますが、全く不要とまでは言えないと思っています。
空気混入器がその部分で空気を混入させていることは事実です。
どんな場面で空気混入器の有無が影響してくるか?
それは栽培槽に根がパンパンに敷き詰まった時です。
以前の記事で「根の周りの流れの重要性」
で説明させてもらいました。
このように根がパンパンになった時でも、
空気混入器の付近だけは元気で白い根が新しく伸びるんです。
そう、根がパンパンになって流れが悪くなり、
その水耕装置の限界が近づいて来たときに
あとひと頑張りできるかどうかは空気混入器の有無で変わってきます。
「空気混入器がある方がいいか?なくてもいいか?」
これを考えるには栽培終期のひと頑張りを更に期待するか?
そこまで求めなくてもそれまでの栽培で充分楽しめると思うか?
ということになります。
空気混入器を過剰設備と考えるか?
より大きな可能性を求めるか?
お買い求めになるお客様個々の価値観でお選びいただければと思います。
にほんブログ村
ブログ村のランキングに参加しています。
ポチっとしてもらえると励みになります。よろしくお願いします。
お店のホームページにも水耕栽培情報満載です。遊びに来てくださいね。
ホームハイポニカ303型には1リットル肥料のおまけがつきます。
お得ですよ。