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トマト・ミニトマトの寒さ対策


 トマト、ミニトマトに青い実がたくさんついているけど、寒さでダメになりそう・・・。
どうしたらいいのだろう?
そんなご質問があります。

方法はいくつかあります。
①日当りの良い室内の窓辺に移動する
②日当りはないが暖かい室内に移動する
③移動できないのでビニルハウスで対応する
④ビニルハウスに入らないので簡単に防寒する
⑤実が凍る前に青いまま収穫して室内で赤くする
この順番にできる範囲で対応してみてください。
それぞれの説明は以下をご参照ください。

①日当りの良い室内の窓辺に移動する
装置(鉢)ごと移動ができ、日当りの良い室内の窓辺環境があればベスト。
冬でも継続して栽培ができます。
移動するタイミングは11月くらい。
地域によっても違いますが、
窓辺でよく光が当たるといっても屋外の光に比べると日照はとても少ないです。
できるだけ屋外の光に当ててあげて育て、
最低温度10度を切って生育が緩慢になる前に移動してあげましょう。

その際の注意点ですが、本当によく陽が差し込んでいるか確認してください。

明るい窓辺と陽が差し込む窓辺では植物の生育は全く違います。
実を太らせるには充分な光が必要です。
観葉植物などは間接的な光で育つ植物もありますが、
実をつける野菜は葉に直射日光が当たることが必須条件です。
大玉トマトでも窓辺で栽培された実績はあります。
「室内窓際で大玉トマトトマトを収穫」くわしくはこちらの記事を。
かなり大きな窓で日当たりのよい場所でした。
そうでないと大きな実を太らせるのは窓辺では難しいかもしれません。
それでもよく陽が差し込むとある程度屋外の陽射しで育った実は
収穫までたどりつく可能性があります。

②日当りはないが暖かい室内に移動する
日当りがない場合、次第に葉が黄色くなって生育は止まり
最後には枯れてしまいますが、
これまで着けていた実が室内の温かさで赤くなります。

でも全ての実を赤くすることはできないです。
移動の時期は地域によりますが、最低温度5℃を切ったあたりから
トマトやミニトマトは生育が止まってしまいます。
それまでは屋外でできるだけ光にあててあげてください。
室内に移動してからは充分な光がありませんから、
味はどうしても薄くなりますが室内の温度で実が赤くなります。
実が赤くなる条件についてはこちらで詳しく説明しています。
それでも実だけとって室内に入れるより、株ごと移動できる方が、
葉や植物に残っている糖が実に転流しておいしくなります。
移動できるのであれば株ごと移動する方が断然おいしくたくさん収穫できます。

③移動できないのでビニルハウスで対応する
大きく育つと室内に移動できない場合が殆どですよね。
その場合、市販のビニルハウスに入れてやると栽培期間を伸ばすことが出来ます。
でも、ビニルハウスは光の当たっている昼間の温度を上げる効果があるに過ぎません。
昼間の温度があがるだけでも実を赤くするのを早くすることができますが、
夜間の温度は同様に下がります。
当店取扱のビニルハウスでの温度変化データハウスの温度変化
霜や雪よけ、冷たい風が直接当たるのを防ぐだけでも随分栽培期間は
伸ばすことができますのでビニルハウスがないよりある方が断然良いですが、
それだけで冬を越すのは難しいと思います。
氷点下になるとトマト、ミニトマトは枯れてしまいますので(詳しくはこちら)、
枯れる前に⑤の方法で実を室内に移動してください。
でも、もしかするともしかすると、地域や環境条件によっては何とか越冬するかも?
ダメもとで挑戦してみるのもひとつです。

ちなみに当店で扱っている簡易ビニルハウスはこれです。
実がついてるくらい大きくなったトマトやミニトマトは入らないかな?

簡易ビニルハウス
詳しくはこちらから

④ビニルハウスに入らないので簡単に防寒する
ビニルハウスと言ってもちょうどいい大きさがなかったり、
生長した後に入れるのは難しい場合がほとんどですよね。
でも室内にも移動できないし・・・。
そんな場合、霜・雪・冷たい風が直接当たるのを防ぐ目的で
ビニルをかけてやるだけでも少し栽培を伸ばすことができます。
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トマトやミニトマトは葉が霜や雪、冷たい風で凍ることで枯れます。

詳しくはこちらをご覧ください。
そうなるのを少しは防ぐことができ、すこーし栽培期間を延ばせます。
でも積雪するとやっぱり枯れてしまいました。
P1110800_R.jpg
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実も凍結してぶよぶよになってしまいました。
P1110864_R.jpg

実が凍る前に以下の⑤の対応で青い実を室内に移動させてあげてください。

⑤実が凍る前に青いまま収穫して室内で赤くする
上記のように氷点下を切ったり、霜や雪、冷たい風で実が凍ると
その後に暖かい室内に移動してもその実は赤くなりません。
そうなる前に青い実を収穫して室内に移動することで
ある程度育っていた実は数日で赤くなり食べることができるようになります。
トマト・ミニトマトが赤くなる条件については詳しくはこちらから。

こんな風に凍る前に収穫して部屋の中で追熟させます。
P1110905_R.jpg
上記のミニトマト、10日間室内で追熟させて食べたら、糖度は7~9.5ととっても美味しかったです。
P1120002_R.jpg
「冬トマトが美味しいわけ」
更に50日も室内で追熟させて赤くしたトマトは?
「50日追熟のトマトの味は?」
また青い実もトマトのピクルスなどにして食べることができます。
クックパッドでのトマトのピクルスの紹介はこちら。
青トマトのジャムの紹介はこちら
ぜひ最後まで楽しんでみてください。


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