ミニトマトの挿し芽・猛暑開始の場合

前回、「真夏にミニトマト栽培開始、どうなる?」の記事で真夏開始のミニトマト栽培で種から始めるとの、挿し芽から始めるのと、キュウリの種から栽培について比較できるよう紹介しました。

その中の、ミニトマトの挿し芽の詳しい生育過程を紹介します。
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2013年真夏の液温上昇が挿し芽のミニトマトにとってどれ程過酷な環境なのかをお伝えできるのですが、
一方で2014年今年の広島は8月は記録的な降水量、日照不足、低温でした。
同じようにミニトマトの挿し芽をしたのですが、こちらは元気に育ったのです。
次回記事では「ミニトマトの挿し芽・真夏開始でも涼しい日照不足の場合」で紹介します。

それと、例年なら真夏開始におすすめと紹介したキュウリ、反対に今年のような環境ではキュウリは可哀想な状態に。
「キュウリ・涼しい日照不足・多雨の環境下での生育」

2013年、2014年の8月の栽培は対極でいい経験になりました。
植物が環境によって生育を変えること、ご参考になれば幸いです。

記事の続きを見たい方はこちら。
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2013年の真夏開始のミニトマトの挿し芽栽培は最悪な条件でした。
我が家のある広島県廿日市市、気象庁の観測点で一番近い条件は広島県大竹市で、その2013年の温度データを調べると、
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真ん中の赤色の線が平年の平均気温の推移です。
8月、9月がむちゃくちゃ暑かったのが分かります。
8月開始のミニトマトにとっては苦しい日々でした。
そして、11月に入ると平年よりもぐっと寒い低温に。
育って実をついても後半が寒いと実が赤くなるまえに寒さで枯れてしまいます。

そんな結果的には真夏開始のミニトマトとしては最悪の条件でどうなったか?
そんな栽培データになりました。
それでもある程度は収穫を楽しむことができたので、7月・8月から栽培を開始しようかお迷いの方は参考にしてみてください。

以下が液温の推移です。
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8月中旬までは常に30度越えです。
この液温下でミニトマトの挿し芽は根を出してくれるのか?


8月5日
まずは元気に育っているミニトマトから元気な脇芽を取りました。
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そして、根のない状態で花から実を太らせるのは過酷です。
花、実を取り除きました。
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そして瓶などに1cm程度の水を入れ、挿し芽を浸けます。
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あまり深く水を入れると、高い位置にも発根します。
ですが定植する時にうまく浸けられない、
それに茎の長い部分が液肥に浸かる状態になると茎から腐ることも。
なので出来るだけ浅く浸けるといいですよ。

そして、同時に直接屋外の装置にも脇芽を入れてみました。
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春・秋の涼しい時期であれば、室内で挿し芽をするよりも、栽培する装置に直接挿し芽をする方がいい場合もあります。
理由
①室内で挿し芽をすると、定植時に日照ゼロ→強日照と急な環境変化を与えることになる。
②瓶の流れのない環境より、今後栽培する流れのある環境で初めから育てる方がいい。

ですが、暑い8月というこの時期では、そんなメリットよりも猛暑の過酷な状況のデメリットの方がはるかに大きい。

結果、
8月14日(挿し芽後9日)
室内挿し芽はちょっと発根。
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一方、屋外の装置に直接挿し芽をした枝は
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しおしおで発根もしていません。
そりゃ過酷ですよね。

このしおしおの枝はごめんなさいして、室内発根の挿し芽を屋外装置に定植しました。
でも、この少ない根で定植すべきか?
もう少し室内養生させておくべきか?
室内養生の2本の枝を1本は室内で養生、その後の様子を見ることに。
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8月16日、定植2日後、
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続く猛暑に発根したての小さな根で耐えられるはずもなく、タオルで日よけをしても可哀想な状況に。
でもとりあえずは頑張ってくれています。
タオルだけではダメかとスーパーでもらった発泡スチロールの箱を加工して装置全体に日よけをしたけど焼け石に水とはこのこと。
液温はそれ程変化ありませんでした。
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8月23日
室内養生していた挿し芽の根が伸び、屋外装置の挿し芽と比較するとこんな感じに。
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左が室内養生の挿し芽、右が8/14に室内養生から屋外装置に定植した挿し芽

8/23・24・25は2013年久々の雨の予報。
室内の日陰で養生されていた挿し芽を定植するには絶好のチャンス。
過酷な環境下で頑張った挿し芽も雨の天候でなんとか持ち直すかと両方を定植しました。
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そしてこの予報通り雨が降って、連日の猛暑も落ち着きました。
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そのお陰でどちらの挿し芽も根を伸ばし、元気に安定。

8月30日
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9月4日の根の様子
いっぱい伸びてくれています。猛暑が続いていればどうなっていたかは分かりません。
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9月18日にはこんなに旺盛に生育。
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10月8日
赤い実をつけてくれ、収穫開始です。
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10月28日
いっぱい収穫しています。
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11月5日
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11月18日
ミニトマトたちも寒さで葉色が紫色に。
こうなるともうほとんど生長しません。
あとはなっている実を収穫していくだけです。
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でも、この時期までがんばってくれているからできる
「ミニトマトのクリスマスツリー」
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寒くて実も赤くなれません。
オレンジ色でとまってしまいます。
クレヨンの色と比べると分かってもらえると思います。
でも糖度は8度とか9度とかあって、時間をかけて熟すので甘いミニトマトが取れます。
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そしてこの年(2013年)は12月28日
寒さでミニトマトも枯れてしまいました。
ミニトマトたちは霜が降りたり、雪が積もると枯れてしまいます。
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左が①種からの残りの青ミニトマト 左が②の挿し芽からの残りの青ミニトマト
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こんなにたくさんの実が収穫できないまま残ってしまいました。
①種からミニトマトは40ケの青ミニトマト
②挿し芽からミニトマトは108ケの青ミニトマト
少し色づいたミニトマトは室内で赤くなって食べることもできますが、
今回の栽培8/5開始を10日でも20日でも早くすることでこれらの実も収穫できたはずです。
また、最初に示した通り2013年は11月12月が平年よりも寒かったため多くの実が残ってしまいました。
ちょっとした条件の違いで収穫量は変わってきます。

で、最終結果です。
青い実は入っていません。
赤い実だけでの収穫量の比較です。
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8月5日に挿し芽をしたミニトマト、種まきをしたミニトマト、種まきをしたキュウリの比較です。
詳しい生育状況は「真夏のミニトマト栽培開始、どうなる?」をご参照ください。

真夏開始のミニトマトの挿し芽、猛暑の場合でもなんとか楽しめる程度に生長しました。
でも、8月23日からの雨がなければどうなっていたかは分かりません。

ミニトマトを真夏に開始したいなら是非種からより挿し芽で。
更にはもし苗が売っているなら、是非苗から栽培してください。
暑さで弱ってしまう挿し芽よりも早く収穫が始まり、たくさん収穫することができます。

普通はミニトマトの苗は最盛期は4月5月。
売れ残りの苗が6月くらいでなくなってしまいます。
ですが最近は夏植え用の苗が売られているのが見られます。

これは2012年7月10日に店頭で見た苗。
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こちらはさらに遅い。
2011年8月9日に店頭で見た苗です。
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是非苗が手に入るなら苗から栽培してみてください。
でも、苗も暑さに弱いのは一緒。
定植する時には以下の記事を参考にして、植えてすぐには日陰にしてやるなど対応してくださいね。
「買ってきた苗を水耕装置に定植する方法」

ちなみにもっと早く、6月に苗から開始したミニトマトは以下の記事で紹介しています。
「6月から始めたミニトマトの苗、1か月で収穫開始」


真夏開始のミニトマトは暑さや寒さの関係でかなり厳しい条件ではありますが、それを考慮の上で注意してもらえればできないことはありません。
それどころか通常では楽しめないクリスマスにミニトマトのクリスマスツリーとして楽しむことも夢じゃありません。

また、気候は予想されていてもその通りにはなりません。
2013年の猛暑ではこのような結果でしたが、2014年の広島は雨・曇天続き。
日照不足であるのですが、ミニトマトにとっては猛暑よりも楽だったようで元気に育ちました。
次回記事では「ミニトマトの挿し芽・真夏開始でも涼しい日照不足の場合」で紹介します。

先の天気は分かりませんのでどうなるかは予想できませんが、
猛暑で過酷な環境でもこれだけ育ったのですから、真夏開始のミニトマト可哀想だけどできないことはありません。
ですが、条件によって結果が変わることを考慮の上で「8月でもミニトマトやってみたい!」という方はチャレンジしてみてください。

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2014-09-05 : トマト・ミニトマト : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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Author:ごきげん店長
水耕栽培ハイポニカの元社員。結婚退職後、家庭で楽しむ水耕栽培を紹介するネットショップ「ごきげん野菜」を開店。日々お客様にお答えしている栽培の疑問質問をブログ形式で紹介しています。

ごきげん野菜ではもっと気軽にご家庭で水耕栽培を楽しんでいただけるよう家庭で楽しむ水耕栽培情報、皆さんの困ったや疑問にお答えしています。
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