トマトの着色障害について
今回はトマトの着色障害について。
11/24、こんな色で落果しちゃっています。

リコピンは高温でも低温でも生成されにくい。詳しくは記事の続きで。


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低温条件下の場合
すっかり寒くなってきて色づきが悪くなってきたトマトやミニトマト。
トマトの赤い色素、リコピンは高温環境下や低温環境下では生成されにくいとされています。
リコピン生成の適温はいろいろな表記がありますね。
19~24℃とか15~32℃、8~35℃などなど。
我が家のトマトやミニトマトの様子を見ていても同じ温度下でも品種によっても違うので幅があるんでしょうね。
例えば大玉トマトのパルト。
元々、樹の状態にもよるのか落果しやすかったのですが、
10/20には以下の右上トマトのようにピンク色で収穫していたのが、
10/29には以下の左下のトマトのように青い状態。
青いままポロポロ落果するんです。
一方ミニトマトは10月末はまだかろうじて赤く色づいていますが、
11/5になってくると以下のような感じ。
画像じゃ分かりにくいですが、色づきが悪いです。
11/24にはこんな色で落果するようになりました。
我が家のある広島県廿日市市対厳山、気象庁の観測点で一番近い環境と思われる隣の大竹市のデータを調べました。
10月は結構20℃を超える時間が多かったのが、11月になるとほとんど20℃以下。
このあたりがトマトの色づきが悪くなる気温のようですね。
でも、収穫後にお家に置いておくと赤くなります。
11/14の写真です。
左は11/7に色づきが悪い状態で収穫したミニトマトの1週間後、右は前日11/13に収穫した同じ樹のミニトマト。
我が家はまだ暖房していません。自然温なので1週間かかっていますが、1週間で赤くなって食べ頃になります。
高温条件下の場合
一方高温条件下でもリコピンの生成は悪くなるとされていますがどうでしょう?
今年の広島は夏がなかったような雨ばかりのお天気。
色づぎが悪くなることはありませんでした。
ですが昨年の夏は猛暑。
以下のような温度推移でした。
こんな時トマトの色づきはどうだったか?
大玉トマトのヘタ周りが黄色いの分かります?
これが高温障害によるリコピンの生成不良。
ミニトマトもこんな感じ。
でもご覧になって分かるとおり、トマトやミニトマト、全体的にはちゃんと赤くなっています。
だから気温としては猛暑でも夕方から朝にかけては30℃以下の時間帯もちゃんとありますし、リコピンは生成されています。
ただ、直射日光が当たって高温になったと思われるような部分のみ、黄色く着色障害が出ていますね。
夏場は果実を葉の下に隠してやるだけで着色の障害はなくなると思います。
でも家庭菜園で楽しむには着色障害なんてあまり気にせず、あるがまま楽しんだらいいかなと思います。
農家さんなら見た目は価格に影響するので大問題ですが、
少々色づきが悪くたってお家で食べるには何の問題もないですものね。
夏や冬のトマトの色づきを見て、
「ああこの温度じゃ、トマトの中でリコピンがうまく作られないんだなぁ。」
ってトマトの季節による変化、そんな条件下でもその中でできることを健気に文句ひとつ言わず頑張っているトマト君達を見守ってあげてくださいね。
次回はリコピンや黄色や橙のトマトの色素について記事にしますね。
黄色や橙のトマトってどんな色素なの?
今回の記事で色素の生合成について調べていると興味がわいて。
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