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100cmの大苗を移植することはできるか?

今回はこんなご質問をいただきました。

「せっかく育ったトマトの大苗があります。100cm以上です。これを水耕栽培に移植することは可能でしょうか?」

水耕栽培は根の環境がいいから、土の苗を移植すればどんどん根が伸びて元気になる!
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
土で育っている根は土の環境に適応した、その環境には最適の根です。
でも、水がたっぷりの水耕の環境に急に移植されても、土の環境に適応した根では水を吸い上げず、萎れてしまいます。

慣れていない環境に移植されても多少の水は吸い上げることができますから、小さな苗であれば地上部の枝葉の量が少ないので、大きく萎れることもなく、また、少ない枝葉を支えるだけの新しい水耕適応の根が出れば、その後元気に生育します。
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「苗の定植 新しい根ってどうなの?」の記事もご参照ください。

と言っても、移植前後の天候条件によっては小さな苗でも萎れることがあります。
小さな苗でも土の苗から水耕に移植する時は以下のページをご参照の上で環境変化に注意して移植してあげてください。
「苗を水耕装置に定植しよう!」

一方、大きな苗となると、急な環境変化で水を吸い上げることのできない根ではその多くの枝葉の必要な水分を吸い上げることができず、萎れてしまいます。
また、新しい根が出たとしても、多くの枝葉を支えるだけの根が発根するには時間が必要で、それまでに苗自体が大きなダメージを受け、再起不能になる可能性もあります。
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では大きな苗では水耕への移植は無理なのか?
何か方策はないのか?
大苗を移植する方法については記事の続きをご覧になってください。
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50cm程度の苗であれば遮光しなくても元気に移植することができました。
※前後の天候や季節、地域にもよるので移植後は萎れがないか、あれば遮光するなど注意してくださいね。

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大苗、今回のご質問のような100cm以上の苗を移植した経験が店長にもありません。
ですが、今回のご質問の方の苗は土耕というよりも、100円均一のバットや鉢を利用した底面潅水法の簡易水耕栽培。
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これを循環式のホームハイポニカへの移植を検討されています。
土耕苗よりも水耕に適応しやすいで大丈夫ではないかと思います。

ですが、通常の苗から水耕への移植のように土(培地)を洗い落として移植すると環境変化に大きな枝葉が萎れる可能性もありますし、引き抜く際に根を大量に引きちぎってしまう可能性も。
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なので、このような大苗の場合は、現在の根を土(培地)を極力取り除かずそのまま装置に移植する方が環境変化も小さく、現在の根がそのまま働いてくれ、循環水耕環境に新しく水耕の根が発根すれば、循環水耕の特徴を生かしたギュンギュン元気に育つ水耕生長に移行させることができると思います。
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その際には水耕キットのセットされている発泡パネルでは定植できません。
大きな鉢の大きさに発泡パネルを切り取るか?もしくは同じような厚みの発泡スチロール板を加工して鉢ごとドボンと移植できるようにしてあげてください。
※パネルの加工につていは以下のページもご参照ください。
「ホームハイポニカSarahに他機種の栽培鉢は定植できるか?」


また、定植時にはドボンと苗が沈みこまないよう、底面が水面につく程度に何か底の支えを置くといいです。
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土の大苗でも、同様に鉢やポットをそのまま移植する事で大苗の移植も可能と思います。
上記内容同様に、土を取り除かずパネルの方を加工して定植してみてください。

ポットの底をカットし、ネットで土が過剰に水耕側に溶け落ちることを防ぎ、ポットの土がドボドボにならないよう、底に支えを入れる必要があります。
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最初は水位を上げ、新しい水耕の根が発根されれば、水位を下げて、土が養液に浸からないようにするのがベストだと思います。

また、天候の変化も気にしてあげてくださいね。

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水耕栽培と言っても簡単な自作水耕からハイポニカまでいろいろですから、お迷いの方は以下をご参照ださいね。


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ICHIパパ

No title

なるほど。
ICHIは15cmぐらいのところで切断して挿し芽したことがありますが
そのまま植えた方が早く収穫が始まりますね。

あとエアレーション方式だと水面を跳ねて土が零れるので
不織布かスポンジでくるむ等、もう一工夫必要ですが
液肥巡回方式だと土が水面に触れなきゃ土こぼれは少なそうですね。

2015.07.11 Sat 11:20
ごきげん店長

Re: No title

いつもコメントありがとうございます。

> なるほど。
> ICHIは15cmぐらいのところで切断して挿し芽したことがありますが
> そのまま植えた方が早く収穫が始まりますね。

切断や根の環境を変えるとショックで生長が一時停止しますからね。
そのまま植えるのが一番いいように思っています。

> あとエアレーション方式だと水面を跳ねて土が零れるので
> 不織布かスポンジでくるむ等、もう一工夫必要ですが
> 液肥巡回方式だと土が水面に触れなきゃ土こぼれは少なそうですね。

土がこぼれることはあまり気にしていません。
昔は土から根の病気が移るとか言っていましたが、家庭菜園であれば土の病気よりも根を切ってしまうダメージの方が大きく、そのダメージで弱って病気になる印象があります。

どぼんと浸けたくないのは、液肥の吸い上げ&表面からの蒸散を繰り返して土(スポンジ培地でも同様ですが)に肥料が高濃度で残ることで株元環境を悪化させるからです。
鉢底石とかを間にかませるといいように思っていますが、いろいろ今実験中なので方法が確立したらまた記事にしたいと思っています。

昨年は株元の傷みで弱らせたので株元環境改善に今年は実験しています。

2015.07.12 Sun 11:55