急に萎れたトマトの再生方法(気根から発根)


「ポンプが止まっていた」
「水の補給が遅れて萎れた」
と言った場合は水を補給してポンプを循環させ、日陰にしてやるのが一番です。
詳しくは「萎れたトマトは再起するか?」をご参照ください。
ですが、ポンプも動いているし、水の補給を忘れた訳でもないのに急に萎れた場合、原因はいろいろ考えられます。
①長雨の後、久々の急な強日照で萎れる
②根が水没して酸欠になった
※詳しくは「根の水没 ~いつもの水位が急に上がるとよくない」をご参照ください。
③株元が傷んでしまった
※詳しくは「大雨の後突然萎れた・・・考えられる原因は」をご参照ください。
今回は、原因が不明の萎れに対策をしてみて、ミニトマトを復活させた事例の紹介です。
今回は、原因が不明の萎れに対策をしてみて、ミニトマトを復活させた事例の紹介です。
詳しくは記事の続きで。見たい方はこちら。


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このミニトマト、ぐったり萎れているのわかります?
写真を取った時は曇りの日で、少し元気に戻った状態でしたが、日中太陽が出るともっとぐったり萎れる状態になっていました。
何故急に萎れた始めたのかは不明。
中央の枝の先がぐったり萎れているのが分かると思います。
水を切らした訳でもないのですが、根を見ると茶色にドロンと溶けた感じになっています。
株元が傷んでいるかもしれませんが、決定的に株元が腐っている程にはなっていません。
でも、原因が分からない以上、放置すると弱って枯れていってしまいます。
そこで行った対策は
①液肥更新
調子が悪くなって原因が分からないのであれば液肥をまずは新しく交換しましょう。
詳しくは「液肥更新(交換)の良い効果と注意した方がいいこと」の記事をご参照ください
その後
②株元上部の気根から液肥に発根させる手助け
根がダメになってしまっていたり、株元が腐ってしまっていると、いくら液肥を新しく入れ替えても地上部に水分を吸い上げることができないので、萎れてその後枯れてしまいます。
そこで、トマトの地這いの特徴を活かして、茎から発根しようとしている気根から液肥に根を新たに伸ばす方法を試してみました。
トマトやミニトマトの茎にブツブツが出るのは見たことがありますよね。
これは気根と言って、もともと地這いで茎からも発根する性質のあるトマト・ミニトマトにはよく見られる症状です。
雨が降ったりして湿度が上がると、その気根から根が伸びることもあります。
そこで今回は、株元の気根部分に不織布(フェルト)を巻きつけ、不織布の先を液肥に浸けることで、不織布に水分を吸わせ、気根から水分を吸わせることを試みてみました。
株元付近の茎に気根が見られます。
不織布(フェルト)を巻きつけて不織布の先を液肥に浸しました。
不織布の水分が激しく蒸発すると、不織布に肥料が蓄積して肥料濃度が上がり、せっかく発根した根も傷んでしまうので、ビニールで覆って水分の蒸発を抑えてみました。
8/21に不織布で覆って、
9/2の様子。少しずつ不織布に発根。
9/9には液肥の方に根が伸びていました。
そしてもう一つ対策。
③枝はを減らして負担を減らす。
弱った根、傷んだ株元のトマトにとって、多くの枝葉は新たに気根が伸びるまでは負担になります。
なのでバッサリ枝はを落としました。
枝葉を落とす前
バッサリ枝葉を落としました。
たくさんの実が隠れていました。
その結果、萎れなくなり、沢山の実も収穫できました。
そして新しい枝はも元気に生長して、9/18には新しい着果も沢山みることができるようになりました。
今回は、萎れた後の天候が猛暑ではなく雨や曇りが多かったので上手く再起できたのかもしれません。
萎れた理由によっては同じような条件でもトマト・ミニトマトが再起できるかは分かりませんが、大事に大切に育ててきたミニトマトが突然萎れてしまったらショックですよね。
上記のような方法で再起できる可能性があり、ダメ元でもミニトマトの生命力を信じてお試しいただければと思います。
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