ホームハイポニカSarah(サラ)402型の我が家の最高記録。ミニトマト4122ヶ!

「ホームハイポニカでどれくらい収穫できますか?」
との質問が多く寄せられます。
装置の大きさによって栽培能力も変わってくるのですが、
※詳しくはこちらの記事をご参照ください「根の体積は生育に比例」
同じ容積のキット、ホームハイポニカSarah Sarah+ 402型での我が家の最高記録をご紹介いたします。


生き物ですからこの装置でのこの収穫量を保証するものではありません。
その年の天候や日照条件、品種や植えた時期、育てる地域や手入れの仕方によって結果は変わってきます。
この4122ヶの栽培も順風満帆に栽培できたのではなく、6日連続の大雨で弱ったり、害虫(ハダニ・トマトサビダニ)で弱ったり、弱ったり元気になったりを繰り返しながら出来た結果です。
私としてはもっともっと可能性はあると思って毎年栽培をしていますが、現時点での最高記録の栽培過程をご紹介しますね。
ミニトマト4122ヶ収穫の栽培の経過、詳しくはこちら。


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店長宅の栽培の様子、収穫の様子をタイムリーに掲載しています。
3/27種まきをしたプラレという品種、下の写真は4/2に発芽しているものです。
まだまだ寒い時期なので暖かいおうちの中で発芽させました。
4/17の様子です。
そして1ヶ月後の5/17の様子です。
初開花です。
その1ヶ月後の6/16の様子です。
そしてここからの生長が早いですよ。
11日後6/27にはこんなに生長して初収穫です。
7/17には鈴なりの様子がわかります。
すっごく順調そうでしょう?
いえいえ、そうでもないんですよ。
毎年のことではありますが、春の好天にどんどん生長して沢山実をつけるのですが、枝葉が繁茂しているところに6月下旬~7月下旬の梅雨で急に天気が悪くなり、ダニ類が繁茂します。
以下の写真、葉がところどころ黄色くなっているでしょう?
これは葉ダニ。早めに気付いて被害のある葉は取り除いて、薬剤散布(我が家では無農薬栽培でも利用できるものを散布します)をするのがいいのですが、どうしても遅れ遅れになるんですよね。
7/17に黄色になっている葉をばっさり取り除きました。
剪定前
剪定後
でもその後も葉ダニの被害は広がり、更に7/29にはもっと葉を取り除くことに。
こうなるとかなり寂しい枝葉になるでしょう。
写真左はぶくぶく自作水耕、右がホームハイポニカ402。
そしてこの後、例年なら暑い夏が待っているのですが、2014年8月の広島は豪雨災害があった年、8月1日~6日まで連続の大雨で我が家のトマトやミニトマトは株元が傷んで数本は萎れてダメにしていまいました。
詳しくはこちら「大雨の後突然萎れた・・・考えられる原因は?」
隣の自作ぶくぶく水耕(同じ品種、同じ時期播種)の株元の傷みが激しく萎れる中、4122ヶ収穫したホームハイポニカ402型の株元は少し傷みがましだったのと、その前の葉ダニ害で葉を元から減らしていたこともあり、ひどいダメージがなく済みました。
大雨後8月6日の様子
8月18日の様子
左のぶくぶく水耕はほとんどダメですが、402型の方は徐々に元気になってきています。
これは8/1~6日までの連続雨のあとも記録的な日照不足だった8月がこの弱りかかったミニトマトに幸いしました。
例年のミニトマトは8月の猛暑で暑すぎて弱りますが、日照不足は良くなくても、涼しかったのが幸いしました。
8月30日にはたくさん元気な芽を出して復活してくれています。
そしてこの頃、急に収穫量が激減しました。
詳しくは以下の記事をご参照ください「ミニトマト、ぱたっと取れなくなって・・・」
8月初旬の連続の雨で着果が一時期ストップしたんでしょうね。
ですが、その後、逆に休んで枝葉が元気に伸びた分、次にドカっと実がつきました。
9月30日はこんな感じ。
10月1日は1回に309ヶも収穫しました。
他の樹の収穫物もありますが、真ん中上と右下のボウルの一部はこの樹から取れたミニトマトです。
そして今度は一度にドカっと実が付きすぎたこともあり、弱り始めます。
トマトサビダニという害虫も発生して、防除してもなかなか抑えることができず、
10月17日 少しずつ弱り、
10月29日にはこんな状態に
そして11月6日に実を取りきって終了しました。
最終的には11/6までに4122ヶ収穫したのですが、このミニトマト(プラレ)の生長の経緯(イメージ)や収穫の経緯をグラフにしてみました。
4月まだまだ寒く、生長はゆっくりです。
でも5月6月は気温も上がり、天候も安定してギュンギュン生長してたくさん着果します。
この気温や好天がずっと続けばおそらく安定して生長、着果を続けるのですが、毎年のことですが梅雨に入り、日照不足になると、ミニトマトは調子を崩します。
だって、こんなに日照不足になるなんて思ってみないから、いっぱい実をつけてしまって、大変になり、弱ってきたところに葉ダニやトマトサビダニの被害が出てくるのです。
そしてこの年は8月初旬に6日連続の雨。
ここで着果しなかったこと、その後例年の猛暑ではなく雨や曇り続きの涼しい夏だったことが良かったのか、徐々に回復、再度ドカっと実をつけることになります。
でもドカっと実を着けたことが今度は秋になり気温も下がり、日照量も減り、ミニトマトはしんどくなってきます。
そして10月トマトサビダニが発生してどんどん弱り、11月初旬には枯れ果てたという結果に。
通常、雪や霜が降りるまではミニトマトは実を収穫することができます。
なので、11月12月にも収穫は続けることが出来るはずで、もっともっと上を目指すことはできると毎年試行錯誤しています。
この樹の元気の経緯の波を小さくすることが理想です。
と言っても、天候が安定していない、季節は移り変わるのでこの理想通りにはなかなか行きませんね。
この天候や季節の変化が与える植物への影響をいかに減らして、生長の波を小さくするかが課題です。
毎年毎年、猛暑だったり、冷夏だったり、大雨だったり、台風だったり、たくさんの気象条件の中で弱ったりしながらもこうして1株で4122ヶも実をつけてくれたミニトマト君、まずは偉いなぁと思います。
もっともっとと上は目指していますが、その年その年のトマトの樹が文句も言わずそれぞれに最善を尽くして生長してくれる。
本当に毎年偉いなぁと感心させられます。
そのトマトのがんばりに手助けできるよう、病害虫には早く気付いてやり、天気予報や季節の変化に沿った対応をしてやりたいです。
みなさんもぜひ、こんなハイポニカ栽培を楽しんでみてください。
ダメな波があった時には、必ず植物がそうなってしまった(それを植物が選択した)理由があります。
次に同じことがあったら少しでもその負担を軽減できるよう何ができるか考えてみてください。
そして、ダメそうだからって諦めて切り倒したりしないで様子を見てあげてください。
根が元気であればダメに見えても休んでいるだけど、再度また条件が整えば枝葉を伸ばし復活してくれたりします。
そして困った時にはお気軽にお問い合わせください。
おひとりおひとりの疑問は他の多くのお客様の潜在的な疑問だと思っています。
Q&Aブログで丁寧に説明することで多くの方にもっと水耕栽培を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
ですのでご質問は当店とってとてもありがたい情報です。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
今回利用したホームハイポニカ402型は、後継機種ホームハイポニカSarah Sarah+ で同等の栽培が可能です。
こんなにとれたら肥料はどれくらいいるの?
改めて記事にしているのでご参照ください。
「肥料ってどのくらい必要?ミニトマト4122ヶの場合」
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ICHIパパの経験でも
『巨木スイッチが入った』
と感じる瞬間はあるのですが、これは見事ですね。
一方で病害虫に対するダメージが少し大きいかな?
と思いました。
ICHIパパがミニトマトで6000~6200個行った時は、
サビダニの被害に遭いましたが、ここまで影響は出なかったですね。
来年は予防の散布もされては如何でしょうか?
家事&育児が忙しいと病害虫が出ても週末まで放置・・・
とか、せざるを得ませんが、
定期的に時間がある時に予防の散布が出来ると、
6000個も見えるのでは?と思いました。
個人的にも予防ってどうされるのか興味ありますし(汗)
この夏、予防に初トライしたら、夏はうまくいったのですが、
秋に辞めたらエカキムシとヨトウムシに荒らされました(涙)
いつもの事ながら今年は特にブログ更新さぼり気味で申し訳ない。
今年は保育園の保護者会の会長になってしまい、なかなか時間がとれずにおります。
さてさて、予防散布の件、確かに予防散布は面倒なようで実は効率的だとは思っています。
でも、私、やってみたいことがあって。
と言うのは、昔、野澤重雄に言われたことの一つに
「農薬を散布するから返って植物自身の力をダメにする。
何もしないで植物に任せるんだ。
できないのは植物を信じていないからだ。」
というような内容のことがあって、気にかかっています。
農業で生業として栽培をする場合、そんな理想論言っている場合ではなく、早期防除、予防散布をしてきました。
でも、それはまだ理想のハイポニカ栽培の環境を整えてやれていないだけで、それができれば病害虫は植物自身の力で大きな被害にならずに済むのでは…。
何かを散布することは、植物自身が葉の表面で自己治癒力で治そうとしていることに余計なお世話をしてしまうのでは。
そこで毎年私なりの仮説を立ててあれこれ試行錯誤をしてみるのですが、ま、そんな簡単なことではなく、やっぱりひどい被害を出してしまうんですけどね。
栽培は年に1回しか試せないので毎年の試験区設定は貴重なのですが、そもそも試験場ではない環境&子育て優先の管理体制なので、結果はいい加減なものです(汗)。
でも、ハウス栽培でないからこそ気付く事も多く、今はいかに自然界と自然の変化と連動させるかの手助けをするかが課題と思っています。
ichiさんのような緻密さがない私にはハードルの高い目標設定でして、いつ理想に近づけるのやら。
ま、そんないい加減栽培ですが、楽しみながらそれでもこの程度はできるって内容を紹介していきたいと思っています。
いつもichiさんのブログは本当に参考にさせてもらっています。
そして気付かされることがいっぱい。
記事の更新大変でしょうが楽しみにしております。