ホームハイポニカPLAABO(プラーボ)に大きく育つ植物を植えたらどうなる?
ホームハイポニカPLAABO(プラーボ)は葉野菜専用の家庭用水耕栽培キットです。
たくさん定植穴があり、一度に多くの植物を植えることができます。
背丈が30cm程度の葉野菜を育てて、収穫し、また植えてと、1年で何度も植え替える栽培に適しています。


でも、この装置でトマトやキュウリなど大きく育つ植物は栽培できないの?
植えることはできますが、根の張る槽が浅いので、大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。

あふれると、タンクの中の液肥がなくなり、ポンプが空回りし、槽の液肥を植物が吸い終わると、根がカラカラになってしおれてしまいます。
こんな理由でPLAABO(プラーボ)では大きく育つ植物の栽培をお勧めしていません。
どのくらいでダメになるんだろう?
っと言うことでキュウリ・青シソ・バジルを同時に育ててみました。

5/6にバジル・青じそ・キュウリ(シャキット)を定植しました。

5/28のこんなに生長しています。

6/17にはこんなに。
バジルもシソもこの頃から必要なだけ摘まんで収穫を繰り返しています。
地上部分がこれだけ大きくなると、根がこんな状態に

排水の部分を根が覆ってしまい、液肥があふれる状態に。

こんな状態になるため、ホームハイポニカPLAABOは大きく育つ植物の栽培を推奨していないのです。
ただ、結果は分かっていたものの、やっぱりこれで栽培を終えるのは忍びない。
どうすれば悪あがきができるか、いろいろ試してみました。
栽培鉢を加工して

排水の部分に被せて、根を浮き上がらせて、液肥が流れるようにしました。


何とか液肥の流れは正常になり、7/8にはこんな状態になりました。
7/25の状態です

旺盛に生育し、45本のキュウリを収穫したのですが、いきなりしおれてしまいました。
根は白くて元気なのですが・・・

株本がぐにゅぐにゅして腐ってきています。
軟腐病と思われます。

軟腐病について詳しくはこちら
キュウリは撤去して、青シソとバジルを引き続き栽培しました。

8/27の様子です
バジルもシソも取り放題。
夏の料理の薬味として、使いたい放題でどっさり利用できます。
ただ、根っこはまたもやギュウギュウになりあふれる状態に。
もともとキュウリを植えていた黄色のスペースには根がないのに、緑のバジルの場所の根が増えすぎて、排水の部分であふれる状態になっていました。

なので、第2弾の対策としては少々乱暴ですが、パネルを分断し、下図のようにバジル・シソの根をずらす対策をとってみました。


その後、9/15の様子
液肥の流れは問題なく、シソもバジルもたくさん収穫を続けています。

10/15の様子
同様にシソもバジルも収穫できています。
11/11の様子
横にずらしたバジルですが、その後も根が増えるので、またもや排水の方に伸びています。

でも、まだあふれる状態ではなく、栽培も収穫も続けています。


また収穫はできていますが、そろそろ朝夕の寒さで生長は鈍くなっています。
霜が降りるか積雪までは枯れずに青い葉を保つシソとバジルです。
このように、ホームハイポニカPLAABOに大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。
育ってしまったものがかわいそうなので、苦肉の策で上記のような対策をして栽培を続けてはいますが、やはり、ホームハイポニカPLAABOで大きく育つ植物の栽培はお勧めしません。
とまとんの僕の話も聞いてよ

こんな風に僕たち植物は根をしっかり伸ばして大きく大きく生長しようとがんばっているんだ。
でも、鉢の大きさや槽の大きさに限界があると、それ以上生育しても自分で自分の首を絞めるだけと悟って、あまり大きくならないように調整するんだよ。
なのに、その鉢の大きさや槽の大きさを決めた人間が
「なんであんまり生長しないんだ!」
って怒ったり、
「全然育たないね」
って勝手に僕たちの訳も知らないで評価したりするんだ。
僕たちは僕たちの置かれた状況で精一杯がんばっているのに。
僕たちがそうなっているのには必ず理由があります。
環境に正直に、無茶をせず、できる精一杯で生長しているから。
何故そうなったか?考えもらえたらうれしいです。

大きく育つ植物にはそれに合った装置を使ってね。
以下の栽培事例をご参照ください。

ホームハイポニカ601型で1株から2224ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカSarah(サラ)で1株から5145ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から207本キュウリをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から183ヶジャンボピーマンをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ303型で2株から18玉の小玉スイカを収穫した栽培事例の記事はこちら
季節のタイムリーな栽培情報はfacebookで

facebookに登録していなくても見ることができますよ。
店長宅の栽培の様子、収穫の様子をタイムリーに掲載しています。
とまとんが植物の思いを写真とコメントで伝える「とまとんインスタグラム」

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そして困った時にはお気軽にお問い合わせください。

おひとりおひとりの疑問は他の多くのお客様の潜在的な疑問だと思っています。
Q&Aブログで丁寧に説明することで多くの方にもっと水耕栽培を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
ですのでご質問は当店とってとてもありがたい情報です。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
水耕栽培と言っても簡単な自作水耕からハイポニカまでいろいろですから、お迷いの方は以下をご参照ださいね。

ホームハイポニカシリーズの比較はこちら

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背丈が30cm程度の葉野菜を育てて、収穫し、また植えてと、1年で何度も植え替える栽培に適しています。


でも、この装置でトマトやキュウリなど大きく育つ植物は栽培できないの?
植えることはできますが、根の張る槽が浅いので、大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。

あふれると、タンクの中の液肥がなくなり、ポンプが空回りし、槽の液肥を植物が吸い終わると、根がカラカラになってしおれてしまいます。
こんな理由でPLAABO(プラーボ)では大きく育つ植物の栽培をお勧めしていません。
どのくらいでダメになるんだろう?
っと言うことでキュウリ・青シソ・バジルを同時に育ててみました。

5/6にバジル・青じそ・キュウリ(シャキット)を定植しました。

5/28のこんなに生長しています。

6/17にはこんなに。
バジルもシソもこの頃から必要なだけ摘まんで収穫を繰り返しています。
地上部分がこれだけ大きくなると、根がこんな状態に

排水の部分を根が覆ってしまい、液肥があふれる状態に。

こんな状態になるため、ホームハイポニカPLAABOは大きく育つ植物の栽培を推奨していないのです。
ただ、結果は分かっていたものの、やっぱりこれで栽培を終えるのは忍びない。
どうすれば悪あがきができるか、いろいろ試してみました。
栽培鉢を加工して

排水の部分に被せて、根を浮き上がらせて、液肥が流れるようにしました。


何とか液肥の流れは正常になり、7/8にはこんな状態になりました。
7/25の状態です

旺盛に生育し、45本のキュウリを収穫したのですが、いきなりしおれてしまいました。
根は白くて元気なのですが・・・

株本がぐにゅぐにゅして腐ってきています。
軟腐病と思われます。

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キュウリは撤去して、青シソとバジルを引き続き栽培しました。

8/27の様子です
バジルもシソも取り放題。
夏の料理の薬味として、使いたい放題でどっさり利用できます。
ただ、根っこはまたもやギュウギュウになりあふれる状態に。
もともとキュウリを植えていた黄色のスペースには根がないのに、緑のバジルの場所の根が増えすぎて、排水の部分であふれる状態になっていました。

なので、第2弾の対策としては少々乱暴ですが、パネルを分断し、下図のようにバジル・シソの根をずらす対策をとってみました。


その後、9/15の様子
液肥の流れは問題なく、シソもバジルもたくさん収穫を続けています。

10/15の様子
同様にシソもバジルも収穫できています。
11/11の様子
横にずらしたバジルですが、その後も根が増えるので、またもや排水の方に伸びています。

でも、まだあふれる状態ではなく、栽培も収穫も続けています。


また収穫はできていますが、そろそろ朝夕の寒さで生長は鈍くなっています。
霜が降りるか積雪までは枯れずに青い葉を保つシソとバジルです。
このように、ホームハイポニカPLAABOに大きく育つ植物を植えると、根がいっぱいになり、液肥があふれてしまいます。
育ってしまったものがかわいそうなので、苦肉の策で上記のような対策をして栽培を続けてはいますが、やはり、ホームハイポニカPLAABOで大きく育つ植物の栽培はお勧めしません。
とまとんの僕の話も聞いてよ

こんな風に僕たち植物は根をしっかり伸ばして大きく大きく生長しようとがんばっているんだ。
でも、鉢の大きさや槽の大きさに限界があると、それ以上生育しても自分で自分の首を絞めるだけと悟って、あまり大きくならないように調整するんだよ。
なのに、その鉢の大きさや槽の大きさを決めた人間が
「なんであんまり生長しないんだ!」
って怒ったり、
「全然育たないね」
って勝手に僕たちの訳も知らないで評価したりするんだ。
僕たちは僕たちの置かれた状況で精一杯がんばっているのに。
僕たちがそうなっているのには必ず理由があります。
環境に正直に、無茶をせず、できる精一杯で生長しているから。
何故そうなったか?考えもらえたらうれしいです。

大きく育つ植物にはそれに合った装置を使ってね。
以下の栽培事例をご参照ください。

ホームハイポニカ601型で1株から2224ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

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ホームハイポニカ601型で1株から183ヶジャンボピーマンをとった栽培事例の記事はこちらから

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