屋外栽培のまま、たまたま偶然越冬したミニトマトの栽培経過
2018年→2019年の冬、3つのパターンで越冬したミニトマトの栽培をご紹介します。
それぞれのミニトマト君がそれぞれの環境でできる精一杯の生長をしてくれました。
①屋外で偶然越冬(全く何も対処せず、たまたま越冬したミニトマト)
2018年春定植→2018年夏に株元が傷みしおれる→対応してすこしずつ回復→越冬→2019年6月再収穫→2020年1月まで収穫
②ビニールハウスで囲って越冬
2018年9月挿し芽→12/27屋内窓際に移動→2019年2/8初収穫→4/7屋外へ→12月まで収穫
③室内窓際で越冬
2018年9月挿し芽→12/7ビニールハウス内へ→2019年3/8初収穫→4/20屋外へ→12月まで収穫
まず、今回の記事では①のたまたま偶然、屋外のままで越冬したミニトマトの紹介です。
①2018年4/18 シュガープラム定植

2018年5/1開花

2018年6/17初収穫

2018年7/25順調に収穫し、327ケのミニトマトを収穫。

2018年8月
順調だったミニトマトが急にしおれ始める。

ぐったりじゃないけど、何となく弱ってるのが分かるかな?
写真じゃ伝わりにくいけど、かなりしおれて弱った状態です。

突然しおれる原因はいろいろあります。
詳しくはこちらをご参照ください
「突然しおれた・・・考えられる原因は?」
今回の場合は株元の痛みが原因。
株元が周りから傷んできて、水を根から吸い上げにくくなっています。

急にしおれたトマトで何とか復活させるための方法の一つに株元より上の茎から気根(きこん)を出させる方法があります。
真夏で、更に大きく育っている状態、すでに萎れているのに、今から株元上から根が出て株全体の水分吸収量をまかなえるまで、株がもつのか?
かなり厳しい状態でしたが、何も対処しないで枯れるのを待つよりもと、ダメ元で気根を出させる対応をしてみました。

詳しくは以下の記事をご参照ください
「急にしおれたトマトの再生方法(気根からの発根)」
気根はすぐ出て、株を補うほどの吸水をしてくれる訳ではありません。
遮光カーテンで日陰にして、暑さを少しでもしのいでやりました。

1か月後の9/14
ダメ元でやってみた対策でしたが、何とか猛暑に耐えながら発根し、生き延びた状態です。

9/28
8月の猛暑に比べると涼しくなってくる9月。
根も少しずつ増えたことで元気な生長点が増えてきました。

10/30の様子

11/6の様子
こんな風に、急激に旺盛に生育する訳でもなく、何とか細々と生長を続けている状態で冬に突入。
8月の応急処置で枯れずには済んだものの、このまま雪や霜で枯れてしまうのかと思っていました。

2/22の様子
暖冬ではあっても霜が降りたり降雪したり、少しずつ葉が枯れてこんな状態に。
他の多くのトマトたちが寒さで枯れてしまう中、8月から無茶な生長をせず、小さな生長で維持し続けたこの株は何かが違うのか?多くの枝葉が枯れる中、数本の生長点がかろうじて生き延びている状態を維持。

3/25の様子
2月に数本残っていた生長点もほとんどが枯れ、1本の茎に少しだけ生長点が残った!
3月下旬、あとは暖かくなるだけだから、このまま越冬するか!

4/20
暖かくなり、残った生長点からぐんぐん伸び始める。

6/6
越冬した生長点から伸びた枝葉で再度収穫が始まりました。

7/27
前年8月には萎れてしまったミニトマトが夏の猛暑も耐え、冬の寒さも耐え、こんなに旺盛に枝葉を伸ばしました。

9/3の様子

10/10の様子

11/7の様子

12/16の様子

2020年1/20の様子
また越冬できるか?と様子を見ていましたが、2年目の越冬は難しかったです。

このミニトマトが越冬できた理由ははっきりしませんが、初年度の8月に萎れて、ダメ元で根を出し、その後も旺盛に生育することなく、細々とセーブした生長をしていたこのミニトマト。
他のトマトたちが寒さで枯れていく中、一度夏に強烈なストレスに耐えたことが何か強くしたのか?
たまたま設置していた位置が良くて、寒さに当たらなかっただけなのか?
理由はどうにせよ、覆うこともなく、加温することもなく、屋外で越冬し、その後また旺盛に生育して最終的に1731ケのミニトマトを収穫できたのは立派です。
萎れた8月の時点では他のミニトマトより劣ると評価されてしまうこの子が、あきらめず根を出し、他のミニトマトが出来なかった越冬をして翌年も収穫することができました。
何が功を奏するか分かりませんが、その時その時を精一杯生育する植物はすごいですね。
とまとんの僕の話も聞いてよ

8月に萎れた時、きっと普通なら
「こいつはダメだ!もうこの先伸びても冬になるからもう栽培やめてしまおう」
って思う人がほとんどだと思うんだ。
でもね、僕たちは諦めないでがんばっています。
この年だって、もっと寒い冬だったら結局ダメだったかもしれないけど、何がダメで何がいいって決めないで欲しい。
先のお天気は分からないから、ぼくたちはその時その時を精一杯できる生長をしています。
そんな風に僕たちを見て育ててほしいです。
とまとんでした

他にも水耕栽培の事例を紹介するね。

ホームハイポニカ601型で1株から2224ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカSarah(サラ)で1株から5145ケのミニトマトをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から207本キュウリをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ601型で1株から183ヶジャンボピーマンをとった栽培事例の記事はこちらから

ホームハイポニカ303型で2株から18玉の小玉スイカを収穫した栽培事例の記事はこちら
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おひとりおひとりの疑問は他の多くのお客様の潜在的な疑問だと思っています。
Q&Aブログで丁寧に説明することで多くの方にもっと水耕栽培を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
ですのでご質問は当店とってとてもありがたい情報です。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
水耕栽培と言っても簡単な自作水耕からハイポニカまでいろいろですから、お迷いの方は以下をご参照ださいね。

ホームハイポニカシリーズの比較はこちら

それぞれのミニトマト君がそれぞれの環境でできる精一杯の生長をしてくれました。
①屋外で偶然越冬(全く何も対処せず、たまたま越冬したミニトマト)
2018年春定植→2018年夏に株元が傷みしおれる→対応してすこしずつ回復→越冬→2019年6月再収穫→2020年1月まで収穫
②ビニールハウスで囲って越冬
2018年9月挿し芽→12/27屋内窓際に移動→2019年2/8初収穫→4/7屋外へ→12月まで収穫
③室内窓際で越冬
2018年9月挿し芽→12/7ビニールハウス内へ→2019年3/8初収穫→4/20屋外へ→12月まで収穫
まず、今回の記事では①のたまたま偶然、屋外のままで越冬したミニトマトの紹介です。
①2018年4/18 シュガープラム定植

2018年5/1開花

2018年6/17初収穫

2018年7/25順調に収穫し、327ケのミニトマトを収穫。

2018年8月
順調だったミニトマトが急にしおれ始める。

ぐったりじゃないけど、何となく弱ってるのが分かるかな?
写真じゃ伝わりにくいけど、かなりしおれて弱った状態です。

突然しおれる原因はいろいろあります。
詳しくはこちらをご参照ください
「突然しおれた・・・考えられる原因は?」
今回の場合は株元の痛みが原因。
株元が周りから傷んできて、水を根から吸い上げにくくなっています。

急にしおれたトマトで何とか復活させるための方法の一つに株元より上の茎から気根(きこん)を出させる方法があります。
真夏で、更に大きく育っている状態、すでに萎れているのに、今から株元上から根が出て株全体の水分吸収量をまかなえるまで、株がもつのか?
かなり厳しい状態でしたが、何も対処しないで枯れるのを待つよりもと、ダメ元で気根を出させる対応をしてみました。

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「急にしおれたトマトの再生方法(気根からの発根)」
気根はすぐ出て、株を補うほどの吸水をしてくれる訳ではありません。
遮光カーテンで日陰にして、暑さを少しでもしのいでやりました。

1か月後の9/14
ダメ元でやってみた対策でしたが、何とか猛暑に耐えながら発根し、生き延びた状態です。

9/28
8月の猛暑に比べると涼しくなってくる9月。
根も少しずつ増えたことで元気な生長点が増えてきました。

10/30の様子

11/6の様子
こんな風に、急激に旺盛に生育する訳でもなく、何とか細々と生長を続けている状態で冬に突入。
8月の応急処置で枯れずには済んだものの、このまま雪や霜で枯れてしまうのかと思っていました。

2/22の様子
暖冬ではあっても霜が降りたり降雪したり、少しずつ葉が枯れてこんな状態に。
他の多くのトマトたちが寒さで枯れてしまう中、8月から無茶な生長をせず、小さな生長で維持し続けたこの株は何かが違うのか?多くの枝葉が枯れる中、数本の生長点がかろうじて生き延びている状態を維持。

3/25の様子
2月に数本残っていた生長点もほとんどが枯れ、1本の茎に少しだけ生長点が残った!
3月下旬、あとは暖かくなるだけだから、このまま越冬するか!

4/20
暖かくなり、残った生長点からぐんぐん伸び始める。

6/6
越冬した生長点から伸びた枝葉で再度収穫が始まりました。

7/27
前年8月には萎れてしまったミニトマトが夏の猛暑も耐え、冬の寒さも耐え、こんなに旺盛に枝葉を伸ばしました。

9/3の様子

10/10の様子

11/7の様子

12/16の様子

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また越冬できるか?と様子を見ていましたが、2年目の越冬は難しかったです。

このミニトマトが越冬できた理由ははっきりしませんが、初年度の8月に萎れて、ダメ元で根を出し、その後も旺盛に生育することなく、細々とセーブした生長をしていたこのミニトマト。
他のトマトたちが寒さで枯れていく中、一度夏に強烈なストレスに耐えたことが何か強くしたのか?
たまたま設置していた位置が良くて、寒さに当たらなかっただけなのか?
理由はどうにせよ、覆うこともなく、加温することもなく、屋外で越冬し、その後また旺盛に生育して最終的に1731ケのミニトマトを収穫できたのは立派です。
萎れた8月の時点では他のミニトマトより劣ると評価されてしまうこの子が、あきらめず根を出し、他のミニトマトが出来なかった越冬をして翌年も収穫することができました。
何が功を奏するか分かりませんが、その時その時を精一杯生育する植物はすごいですね。
とまとんの僕の話も聞いてよ

8月に萎れた時、きっと普通なら
「こいつはダメだ!もうこの先伸びても冬になるからもう栽培やめてしまおう」
って思う人がほとんどだと思うんだ。
でもね、僕たちは諦めないでがんばっています。
この年だって、もっと寒い冬だったら結局ダメだったかもしれないけど、何がダメで何がいいって決めないで欲しい。
先のお天気は分からないから、ぼくたちはその時その時を精一杯できる生長をしています。
そんな風に僕たちを見て育ててほしいです。
とまとんでした

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