カルシウム欠乏 チップバーン 尻腐れ について
今日はカルシウム欠乏(チップバーン)について記事にしますね。
トマトでは果実のお尻が黒くなる症状 「尻腐れ」
↓ ↓ ↓

トマトの表面は普通でも中に黒い塊がある「あんこ玉」
↓ ↓ ↓

レタスでは葉の先が枯れたり、生長点が黒く枯れてしまったりします。
↓ ↓ ↓

これらの症状はチップバーン(カルシウム欠乏)と呼ばれています。
肥料にカルシウムが足りないの?
ではカルシウムを余分に入れればいいのか!
液肥を入れ替えればいいのか!
いいえ。
じつはこれらの症状、液肥にカルシウムがバランス良く入っていても発生するんです。
液肥にはカルシウムがあっても他の環境要因で
必要な部分にカルシウムが送り届けられないために発生します。
カルシウムは2価のイオン。
1価のイオン(窒素・リン・カリなど)よりも大きいため吸収されにくかったり、
植物内の移動が鈍い傾向にあります。
そのため植物の末端の部分でこのカルシウム欠乏が発生しやすいのです。
トマトは実の先、葉物野菜も葉の先や生長点。

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ではどんな環境要因が原因なのか?
これが結構千差万別。
①日照不足
例えば曇天(日照不足)により発生することもあります。
②高温
日照不足と思えば逆に急な好天で高温になり根が弱って、
カルシウムを吸い上げられず発生することあります。
③根の状態が悪い
また、天気とは関係なく植物の根の状態が悪い場合にも発生します。
④老化
生長を続けると根から先端までが遠くて発生しやすくなることもあります。
もちろん老化によって根が弱り発生することもあります。
⑤生育が旺盛すぎる時
そうかと思えば逆に生育の勢いが強すぎる時にも
生長著しい枝葉にカルシウムが流れることで、
果実や生長点にカルシウムが届かず発生したりします。
このように全く逆の原因で発生するのがカルシウム欠乏(チップバーン)です。
対策として「カルシウムの葉面散布」という方法があります。
ですが私の経験上はしないよりはした方がましと言ったレベルで、
葉面散布をしたからと言ってカルシウム欠乏の症状が軽減されるとは限りません。
やはり発生している原因を取り除くことが最大の対策になります。
①日照不足なら株間を開けるとか枝葉を広げて誘引するとか葉に十分光が当たるよう。
②高温なら遮光して涼しくする。
装置だけでも光が当たらないようにして液温を下げる工夫をする。
③根の状態が悪い
根の状態が悪くなった原因を取り除く必要があります。
ひとつは液肥を全部入れ替えることで新しい根が元気に出ることもあります。
④老化
これはしょうがないですかね。
⑤生育が旺盛すぎる時
これはトマトの最初の収穫時期に水耕ではよく起こることですが、
脇芽をかきとり過ぎることで生育バランスが崩れてこの症状が出る場合があるので、
脇芽を伸ばし気味にするといいです。
しばらくすると生育の勢いも勝手に落ち着いてくるので放っておいても大丈夫です。
最後に農家さんにとっては果実や葉にこのような症状が出ると売り物にならず
大問題ですが、家庭菜園であればその部分を取り除いて食べれば問題ありません。
ですのであまり気にせずそのままでもいいかもしれません。
植物はいろいろなバランスの崩れを尻腐れやチップバーンの形で表に出します。
植物が自分自身のバランスを取るために出している症状。
対応できることは対応し、天候の変化など人間で操作できないところは
しょうがないと見守るのもいいかと思います。

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おひとりおひとりの疑問は他の多くのお客様の潜在的な疑問だと思っています。
Q&Aブログで丁寧に説明することで多くの方にもっと水耕栽培を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
ですのでご質問は当店とってとてもありがたい情報です。
是非お気軽にお問い合わせくださいね。
水耕栽培と言っても簡単な自作水耕からハイポニカまでいろいろですから、お迷いの方は以下をご参照ださいね。

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トマトの表面は普通でも中に黒い塊がある「あんこ玉」
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これらの症状はチップバーン(カルシウム欠乏)と呼ばれています。
肥料にカルシウムが足りないの?
ではカルシウムを余分に入れればいいのか!
液肥を入れ替えればいいのか!
いいえ。
じつはこれらの症状、液肥にカルシウムがバランス良く入っていても発生するんです。
液肥にはカルシウムがあっても他の環境要因で
必要な部分にカルシウムが送り届けられないために発生します。
カルシウムは2価のイオン。
1価のイオン(窒素・リン・カリなど)よりも大きいため吸収されにくかったり、
植物内の移動が鈍い傾向にあります。
そのため植物の末端の部分でこのカルシウム欠乏が発生しやすいのです。
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これが結構千差万別。
①日照不足
例えば曇天(日照不足)により発生することもあります。
②高温
日照不足と思えば逆に急な好天で高温になり根が弱って、
カルシウムを吸い上げられず発生することあります。
③根の状態が悪い
また、天気とは関係なく植物の根の状態が悪い場合にも発生します。
④老化
生長を続けると根から先端までが遠くて発生しやすくなることもあります。
もちろん老化によって根が弱り発生することもあります。
⑤生育が旺盛すぎる時
そうかと思えば逆に生育の勢いが強すぎる時にも
生長著しい枝葉にカルシウムが流れることで、
果実や生長点にカルシウムが届かず発生したりします。
このように全く逆の原因で発生するのがカルシウム欠乏(チップバーン)です。
対策として「カルシウムの葉面散布」という方法があります。
ですが私の経験上はしないよりはした方がましと言ったレベルで、
葉面散布をしたからと言ってカルシウム欠乏の症状が軽減されるとは限りません。
やはり発生している原因を取り除くことが最大の対策になります。
①日照不足なら株間を開けるとか枝葉を広げて誘引するとか葉に十分光が当たるよう。
②高温なら遮光して涼しくする。
装置だけでも光が当たらないようにして液温を下げる工夫をする。
③根の状態が悪い
根の状態が悪くなった原因を取り除く必要があります。
ひとつは液肥を全部入れ替えることで新しい根が元気に出ることもあります。
④老化
これはしょうがないですかね。
⑤生育が旺盛すぎる時
これはトマトの最初の収穫時期に水耕ではよく起こることですが、
脇芽をかきとり過ぎることで生育バランスが崩れてこの症状が出る場合があるので、
脇芽を伸ばし気味にするといいです。
しばらくすると生育の勢いも勝手に落ち着いてくるので放っておいても大丈夫です。
最後に農家さんにとっては果実や葉にこのような症状が出ると売り物にならず
大問題ですが、家庭菜園であればその部分を取り除いて食べれば問題ありません。
ですのであまり気にせずそのままでもいいかもしれません。
植物はいろいろなバランスの崩れを尻腐れやチップバーンの形で表に出します。
植物が自分自身のバランスを取るために出している症状。
対応できることは対応し、天候の変化など人間で操作できないところは
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水耕栽培初心者が自作キットで試行錯誤しているブログです。
2015-10-30 14:52 :
自作で簡単☆ふくちむの水耕栽培日記
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