蛍光灯・室内日向・ハウス・寒空の下の育ち方
激寒期にどうやって育てるのがいいのか?
寒空の下は温度がネックになってなかなか育たない。
ビニルハウスって言っても昼間温度が上がるだけで最低夜温度は結局寒い。
かと言って暖かい室内はいくら日当たりが良くても屋外の陽射し程ではない。
人工照明って方法があるけど人工の光で本当に育つの?
専用の高価な照明が必要?
寒いこの時期でも水耕栽培を楽しみたい人にはどれがどんな風に育つのか?
温度のマイナス、日照のマイナス、その結果野菜がどんな姿に育つのか?
気になるので店長が比較実験してみました。
ただひとつご注意を。
店長がこの実験結果で何を伝えたいか?
蛍光灯がいいとか、ビニルハウスがいいとかではなく、
植物がそれぞれの環境で精一杯育っていることなんです。
前回の記事に書いたように
※読んでない方は是非読んでね 「ハイポニカって何?信じて見守ること」
植物は与えられた環境をそのまま受け止めて、
過剰に背伸びすることもなく、
怠けて生長を止めることもなく、
与えられた環境の中での最大限でベストな生長をします。
激寒期、人工照明・室内窓際・ビニルハウス内・寒空の下で
同じ小松菜の種がその環境をどう受け入れて、どう生長するか?
参考にしてみてください。
★人工照明の環境条件

人工照明、蛍光灯やLED、赤色LEDなどいろいろな照明がいいって情報はあるけど、
結構な金額がしますよね。
ですが今回は簡単に手軽に始められるものでまずは試してみました。
最近、電球型蛍光灯って安くで販売してるでしょ。
電球型蛍光灯 398円
電球ソケット 780円
ダンボールプラスチック 980円
アルミホイル 105円
少ない光を有効利用するためにアルミホイルで囲って
反射させるようにしました。
葉が焼けない程度に、でもできるだけ近づけて光を当てて、
生長に合わせてコードを引っ張り上げてガムテープで固定しました。
24時間休みなく照射し続けました。
★室内窓際の環境条件

大きな南向きの窓からよく光が入ります。
ある事務所に置かせてもらっていますが
昼間はぽかぽかで暖い室内です。
★ビニルハウスの環境条件

店長宅の南側の敷地です。
ビニルハウスは朝方結露して曇るので気温の上昇は屋外よりゆっくりです。
ですが昼からの温度低下がゆっくりでやはり屋外より暖いです。
★屋外寒空の下の環境条件
上記画像の下側のホームハイポニカでの栽培です。
今シーズンは特に寒かったですね。
何度か雪が積もりました。

■温度

各環境の温度です。
12/16~12/19のデータだけですがざっくりどれだけ温度差があるかわかるでしょ。
温度計は日の当たる場所に置いてたので屋外でも気象庁発表の温度よりは高くなっています。
■日照量
照度計で測定しました。
12月の正午付近のデータだとこうなります。

でも曇りだとこんな感じです。

※注意:蛍光灯の照度は5cm位置がずれるだけで随分照度が違います。
なので最高測定値が上グラフ、最低測定値が下グラフの値になります。
★人工照明
温度がどの条件よりも高い。
光は少ないけど24時間照射だから冬のお日様の3倍の時間が当たってるかな。
★室内日向
温度は生育には充分。
でも屋外に比べると半分の光量なんですよね。
見た目には結構明るく見えますが、やはり屋外の光には劣ります。
★ビニルハウス
温度は屋外より保温されて暖かいですが
やはり冬、結構寒いですね。
光の条件はクリアなビニルハウスでも屋外より少し光量が減ります。
★屋外 寒空の下
やはり寒ーいですよね。
光条件は抜群。
でも曇ると結構光量は減るし、日照時間は冬は短い。
更に正午以外はこれより減るのでゆっくり生長します。
11/21播種
↓
11/24定植
↓
12/2の様子
人工照明
室内日陰
室内日向
ビニルハウス
屋外寒空の下
12/19の様子
人工照明
人工照明
室内日向
室内日向
ビニルハウス
ビニルハウス
屋外寒空の下
屋外寒空の下

人工照明収穫
1/13の様子
室内日向
ビニルハウス
屋外寒空の下

左:ビニルハウス収穫小松菜 右:室内日向収穫小松菜
2/17の様子
ビニルハウス
屋外寒空の下
ビニルハウス
屋外寒空の下
それぞれいつ収穫できたかの結果ですが

でも早いのが単純にいいとは言えません。

12/19に収穫下人工照明の小松菜
温度が高すぎて日照が少ないのでひょろひょろっとしています。

1/13の室内日向とビニルハウスの収穫
左:ビニルハウス収穫小松菜 右:室内日向収穫小松菜
屋外で寒い中育った小松菜より室内の小松菜は細く葉が柔らかいです。
ビニルハウス
屋外寒空の下
2/17のビニルハウス 屋外寒空の下で収穫の小松菜
特に屋外の小松菜はしっかり厚い葉です。
上記2種類を単純油炒めで調理してみました。

左:ビニルハウス 右:屋外寒空の下
分かるかな?
炒めても右は葉がクシャっとなっていません。
寒くても光を浴びて時間をかけてしっかり育ったビニルハウスや屋外寒空の下の小松菜は
がっしりしっかりした茎葉になります。
油炒めなどでもしっかりしています。
逆に人工照明や室内のものは早く育つ分柔らかい葉です。
これはいい悪いじゃないんですよ。
その環境でそう育っただけ。
食べる方が柔らかいならサラダでその柔らかさを楽しむ。
シッカリしているものは炒め物、茹で野菜にする。
環境をありのまま受け入れてベストの形で育った植物の姿を
育てる方もそのまま「すごいね」と認めてあげてくださいね。
そうなったのはその野菜のせいじゃなく、
環境がそうしたのですから。
何か子育てみたいでしょう。
我が家は4歳2歳のワルガキ君がおります。

植物くんみたいに素直じゃないですけどね(笑)。
こんな考えで子育てできればいいなと思いますが、
現実は怒ってばかりですが。
植物がうまく育たないことを植物のせいにせず、
そうなってしまった環境を考えて改善するのは皆さんです。
そう考えて栽培することがハイポニカ栽培なんです。
「ハイポニカって何?信じて見守ること。」ぜひそんな栽培を楽しんでください。
★関連記事
「お家の中で野菜は栽培できるか?」

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上記商品はこれです。
使い方や栽培で困った時は店長にお気軽にご相談くださいね。
お店のホームページにも水耕情報満載です。遊びに来てくださいね。
寒空の下は温度がネックになってなかなか育たない。
ビニルハウスって言っても昼間温度が上がるだけで最低夜温度は結局寒い。
かと言って暖かい室内はいくら日当たりが良くても屋外の陽射し程ではない。
人工照明って方法があるけど人工の光で本当に育つの?
専用の高価な照明が必要?
寒いこの時期でも水耕栽培を楽しみたい人にはどれがどんな風に育つのか?
温度のマイナス、日照のマイナス、その結果野菜がどんな姿に育つのか?
気になるので店長が比較実験してみました。
ただひとつご注意を。
店長がこの実験結果で何を伝えたいか?
蛍光灯がいいとか、ビニルハウスがいいとかではなく、
植物がそれぞれの環境で精一杯育っていることなんです。
前回の記事に書いたように
※読んでない方は是非読んでね 「ハイポニカって何?信じて見守ること」
植物は与えられた環境をそのまま受け止めて、
過剰に背伸びすることもなく、
怠けて生長を止めることもなく、
与えられた環境の中での最大限でベストな生長をします。
激寒期、人工照明・室内窓際・ビニルハウス内・寒空の下で
同じ小松菜の種がその環境をどう受け入れて、どう生長するか?
参考にしてみてください。
★人工照明の環境条件

人工照明、蛍光灯やLED、赤色LEDなどいろいろな照明がいいって情報はあるけど、
結構な金額がしますよね。
ですが今回は簡単に手軽に始められるものでまずは試してみました。
最近、電球型蛍光灯って安くで販売してるでしょ。
電球型蛍光灯 398円
電球ソケット 780円
ダンボールプラスチック 980円
アルミホイル 105円
少ない光を有効利用するためにアルミホイルで囲って
反射させるようにしました。
葉が焼けない程度に、でもできるだけ近づけて光を当てて、
生長に合わせてコードを引っ張り上げてガムテープで固定しました。
24時間休みなく照射し続けました。
★室内窓際の環境条件

大きな南向きの窓からよく光が入ります。
ある事務所に置かせてもらっていますが
昼間はぽかぽかで暖い室内です。
★ビニルハウスの環境条件

店長宅の南側の敷地です。
ビニルハウスは朝方結露して曇るので気温の上昇は屋外よりゆっくりです。
ですが昼からの温度低下がゆっくりでやはり屋外より暖いです。
★屋外寒空の下の環境条件
上記画像の下側のホームハイポニカでの栽培です。
今シーズンは特に寒かったですね。
何度か雪が積もりました。

■温度

各環境の温度です。
12/16~12/19のデータだけですがざっくりどれだけ温度差があるかわかるでしょ。
温度計は日の当たる場所に置いてたので屋外でも気象庁発表の温度よりは高くなっています。
■日照量
照度計で測定しました。
12月の正午付近のデータだとこうなります。

でも曇りだとこんな感じです。

※注意:蛍光灯の照度は5cm位置がずれるだけで随分照度が違います。
なので最高測定値が上グラフ、最低測定値が下グラフの値になります。
★人工照明
温度がどの条件よりも高い。
光は少ないけど24時間照射だから冬のお日様の3倍の時間が当たってるかな。
★室内日向
温度は生育には充分。
でも屋外に比べると半分の光量なんですよね。
見た目には結構明るく見えますが、やはり屋外の光には劣ります。
★ビニルハウス
温度は屋外より保温されて暖かいですが
やはり冬、結構寒いですね。
光の条件はクリアなビニルハウスでも屋外より少し光量が減ります。
★屋外 寒空の下
やはり寒ーいですよね。
光条件は抜群。
でも曇ると結構光量は減るし、日照時間は冬は短い。
更に正午以外はこれより減るのでゆっくり生長します。
11/21播種
↓
11/24定植
↓
12/2の様子





12/19の様子









人工照明収穫
1/13の様子




左:ビニルハウス収穫小松菜 右:室内日向収穫小松菜
2/17の様子




それぞれいつ収穫できたかの結果ですが

でも早いのが単純にいいとは言えません。

12/19に収穫下人工照明の小松菜
温度が高すぎて日照が少ないのでひょろひょろっとしています。

1/13の室内日向とビニルハウスの収穫
左:ビニルハウス収穫小松菜 右:室内日向収穫小松菜
屋外で寒い中育った小松菜より室内の小松菜は細く葉が柔らかいです。


2/17のビニルハウス 屋外寒空の下で収穫の小松菜
特に屋外の小松菜はしっかり厚い葉です。
上記2種類を単純油炒めで調理してみました。

左:ビニルハウス 右:屋外寒空の下
分かるかな?
炒めても右は葉がクシャっとなっていません。
寒くても光を浴びて時間をかけてしっかり育ったビニルハウスや屋外寒空の下の小松菜は
がっしりしっかりした茎葉になります。
油炒めなどでもしっかりしています。
逆に人工照明や室内のものは早く育つ分柔らかい葉です。
これはいい悪いじゃないんですよ。
その環境でそう育っただけ。
食べる方が柔らかいならサラダでその柔らかさを楽しむ。
シッカリしているものは炒め物、茹で野菜にする。
環境をありのまま受け入れてベストの形で育った植物の姿を
育てる方もそのまま「すごいね」と認めてあげてくださいね。
そうなったのはその野菜のせいじゃなく、
環境がそうしたのですから。
何か子育てみたいでしょう。
我が家は4歳2歳のワルガキ君がおります。

植物くんみたいに素直じゃないですけどね(笑)。
こんな考えで子育てできればいいなと思いますが、
現実は怒ってばかりですが。
植物がうまく育たないことを植物のせいにせず、
そうなってしまった環境を考えて改善するのは皆さんです。
そう考えて栽培することがハイポニカ栽培なんです。
「ハイポニカって何?信じて見守ること。」ぜひそんな栽培を楽しんでください。
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使い方や栽培で困った時は店長にお気軽にご相談くださいね。

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