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EC(電気伝導度)2.4ms/cmって濃くないの?~土の基準ではもっと薄いはず

前回の記事「ECメーターを利用したホームハイポニカの肥料追加方法」
ハイポニカ肥料はEC(電気伝導度)は2.4ms/cmが最適な濃度とお伝えしました。
ハイポニカ肥料に関わらず水耕栽培ではこの2.4ms/cmが1単位と言われ、
標準的な基準になっていることが多いです。

そこでこんなご質問がきました。
「土の栽培に比べるとEC2.4ms/cmはとても高い数値に感じますが、
根焼けやその他の生理障害などは発生しないのでしょうか?」

私が土の栽培に詳しい訳ではありませんが少し調べてみると、
例えば奈良県が公開してる農作物の施肥基準の12頁には
以下のように記されています。
 土の種類  0.3ms/cm以下  0.4~0.6  0.7~0.9  1.0以上
  粘質      基準値       2/3     1/3    無施肥
  砂質      基準値       1/3     1/4    無施肥
※土壌EC値(単位のds/mとms/cmは同じです)

つまり土栽培の場合「EC1.0ms/cmでは肥料は充分だからこれ以上肥料をやるな。」
ということになるます。
となると水耕栽培のEC2.4ms/cmは高い数値に思えますよね。

ですが土栽培のこのEC値、どうやって測定しているかと言うと、
土:水=1:5で薄めた上澄み液のEC値を測定しています。
ectyousei08.gif

この時点で6倍ですから
土栽培の場合「EC1.0ms/cmでは肥料は充分だからこれ以上肥料をやるな。」
  ↓ ↓ ↓ 言い換えると
水で薄めた水耕の場合「EC6.0ms/cmでは肥料は充分だからこれ以上肥料をやるな。」
になります。

また水耕栽培、特にハイポニカのような常に流れのある水耕方式では、
根の表面を同じ濃度の液肥が循環していて濃度が安定していますが、
nagare00.gif

土栽培では根の表面をクローズアップすると、
水分の状態が変化しやすく、水分の状態によっては
実際に根で感じる肥料濃度は濃くなったりもします。
ectyousei09.gif

土のEC値については奈良県の例を出したに過ぎず、
他のもいろいろな基準があるかもしれませんが、
であったとしても土のEC値は6倍に薄めて測定していること、
土のEC値は水耕に比べ水分量によって根で感じる実際の値が変化することなどから
水耕栽培においてEC2.4ms/cmが濃い濃度ではないことはご理解いただけると思います。

「土に比べて濃いな!」とびっくりすることなく
安心してご利用いただければと思います。

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