巨木のトマトの下の装置、中はどうなってるの?
こんなご質問いただきました。
巨木トマトの画像を拝見し少々気になることを質問します。


質問①プールの様な大きな箱の中に、濃いベージュか薄い茶色か、とでもいうのでしょうか
あれ全てトマトの根っ子ですか ?
はい。そうです。あのベージュ色のものが全てトマトの根っこです。
質問②あの根っ子の下は、恐らく液肥となっていると思うのですが、かなり深いのですか ?
いいえ。根のある栽培槽というところは深さ10cm程度のものです。
以下のような感じになっています。

ホームハイポニカがどでかくなっただけですよ。
以下はホームハイポニカ303型の模式図

そしてこの装置でこんな感じにトマトが大きく育ちます。

細かいことを言えば巨木のトマトの装置は液温を調節していたり、
養液の肥料濃度やpHはきちんと管理しています。
でもホームハイポニカとの決定的な違いは
●根の張る大きさ(体積)
●全体の水量
●ポンプの給水量
これがトマトの大きさを変える要因です。
根っこが伸び伸びと伸びる場所が充分にあればそれだけ枝葉も大きく育つのです。
質問③巨木のまま、永久に収穫できるのですか ? 13000個とありますが、それで終わりですか ?
この巨木のトマトも根の張る体積に限界があります。
上記の根の張る槽は1m×3m×10cm位。
この槽に根がいっぱいになると根と根が絡まってマット状になり、
根と根の間に液肥が流なくなります。
そうなりはじめると徐々にトマトの生長に衰えが出始め、
葉も枯れたり、病気になりがちになったり・・・。
人間の体が血管の詰まりで老化してくるのと同じかもしれませんね。
だからこの槽よりもっともっと大きなプールの様な槽とか、
湖のような槽があってそれに見合うポンプで流れを作ってやれば、
もっともっとトマトは巨大に巨木になって何百万個もトマトを実らせるかもしれません。
質問④トマトなどというものは、1年ぽっきりと思うのですが、あの巨木は何年も経っているのですか ?
この状態は種まきから半年程度のものです。
ですがこれも同じで、大きな温度調節のできる巨大な体育館のような温室で、
大きなプールの様な栽培槽で栽培すれば何年も生長を続け大きくなるかもしれません。
この1m×3m×10cmの巨木のトマトの装置の場合、1年位で弱ってくるので植え替えをしています。

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この記事で紹介したホームハイポニカ303型です。
小さな巨木のトマトが育てられますよ。
使い方や栽培で困った時は店長にお気軽にご相談くださいね。
お店のホームページにも水耕栽培情報満載です。遊びに来てくださいね。
巨木トマトの画像を拝見し少々気になることを質問します。


質問①プールの様な大きな箱の中に、濃いベージュか薄い茶色か、とでもいうのでしょうか
あれ全てトマトの根っ子ですか ?
はい。そうです。あのベージュ色のものが全てトマトの根っこです。
質問②あの根っ子の下は、恐らく液肥となっていると思うのですが、かなり深いのですか ?
いいえ。根のある栽培槽というところは深さ10cm程度のものです。
以下のような感じになっています。

ホームハイポニカがどでかくなっただけですよ。
以下はホームハイポニカ303型の模式図

そしてこの装置でこんな感じにトマトが大きく育ちます。

細かいことを言えば巨木のトマトの装置は液温を調節していたり、
養液の肥料濃度やpHはきちんと管理しています。
でもホームハイポニカとの決定的な違いは
●根の張る大きさ(体積)
●全体の水量
●ポンプの給水量
これがトマトの大きさを変える要因です。
根っこが伸び伸びと伸びる場所が充分にあればそれだけ枝葉も大きく育つのです。
質問③巨木のまま、永久に収穫できるのですか ? 13000個とありますが、それで終わりですか ?
この巨木のトマトも根の張る体積に限界があります。
上記の根の張る槽は1m×3m×10cm位。
この槽に根がいっぱいになると根と根が絡まってマット状になり、
根と根の間に液肥が流なくなります。
そうなりはじめると徐々にトマトの生長に衰えが出始め、
葉も枯れたり、病気になりがちになったり・・・。
人間の体が血管の詰まりで老化してくるのと同じかもしれませんね。
だからこの槽よりもっともっと大きなプールの様な槽とか、
湖のような槽があってそれに見合うポンプで流れを作ってやれば、
もっともっとトマトは巨大に巨木になって何百万個もトマトを実らせるかもしれません。
質問④トマトなどというものは、1年ぽっきりと思うのですが、あの巨木は何年も経っているのですか ?
この状態は種まきから半年程度のものです。
ですがこれも同じで、大きな温度調節のできる巨大な体育館のような温室で、
大きなプールの様な栽培槽で栽培すれば何年も生長を続け大きくなるかもしれません。
この1m×3m×10cmの巨木のトマトの装置の場合、1年位で弱ってくるので植え替えをしています。

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この記事で紹介したホームハイポニカ303型です。
小さな巨木のトマトが育てられますよ。
使い方や栽培で困った時は店長にお気軽にご相談くださいね。

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10cm
根が広がる槽の深さが10cmとなっているのは、水流速度を確保するためですか? 大きなコンテナ(発泡スチロールなど)で自作した場合、上下2層に分けるのが困難ですが、水流の速度が確保できなければ、巨木を作るのは難しいのでしょうか?
Re: 10cm
10cmの理由はお察しの通り水流速度を確保する意味もあります。
ですがそれならポンプの能力をUPさせれば良いということになりますが、
根がパンパンに張った後のことを考えると空気に触れる表面が広い方が根にとっての条件が良くなります。
そう言った栽培後半のことも考えると浅く広くが理想です。
ですがそうじゃないとトマトが育たないかというとそうではありません。
2層に分ける方がベストですが、
そうでなくてもベターな栽培はできます。
2層に分けるのが難しいならポンプの容量を大きくして流れを良くしたり、
は発泡スチロールのコンテナを出来るだ大きくして根が伸び伸び育つようにしたり、
他の部分でよりよい環境を作る工夫はできます。
以下の記事も参照になると思いますのでご覧になってみてください。
根の周りの流れの重要性 ~根の体積は生育に比例~
http://suikouqa.blog.fc2.com/blog-entry-118.html
303型に2本植えるのと1本植えるのどっちがいい?
http://suikouqa.blog.fc2.com/blog-entry-122.html
> 根が広がる槽の深さが10cmとなっているのは、水流速度を確保するためですか? 大きなコンテナ(発泡スチロールなど)で自作した場合、上下2層に分けるのが困難ですが、水流の速度が確保できなければ、巨木を作るのは難しいのでしょうか?
ですがそれならポンプの能力をUPさせれば良いということになりますが、
根がパンパンに張った後のことを考えると空気に触れる表面が広い方が根にとっての条件が良くなります。
そう言った栽培後半のことも考えると浅く広くが理想です。
ですがそうじゃないとトマトが育たないかというとそうではありません。
2層に分ける方がベストですが、
そうでなくてもベターな栽培はできます。
2層に分けるのが難しいならポンプの容量を大きくして流れを良くしたり、
は発泡スチロールのコンテナを出来るだ大きくして根が伸び伸び育つようにしたり、
他の部分でよりよい環境を作る工夫はできます。
以下の記事も参照になると思いますのでご覧になってみてください。
根の周りの流れの重要性 ~根の体積は生育に比例~
http://suikouqa.blog.fc2.com/blog-entry-118.html
303型に2本植えるのと1本植えるのどっちがいい?
http://suikouqa.blog.fc2.com/blog-entry-122.html
> 根が広がる槽の深さが10cmとなっているのは、水流速度を確保するためですか? 大きなコンテナ(発泡スチロールなど)で自作した場合、上下2層に分けるのが困難ですが、水流の速度が確保できなければ、巨木を作るのは難しいのでしょうか?
2012-06-18 18:06 :
ごきげん店長 URL :
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